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「生産性低い」が一発逆転、できる上司"3つの質問" 生産性が伸び悩む組織は会話に「数」が足りない

東洋経済オンライン / 2024年3月14日 6時50分

③どうしてですか?(なんで?)

使い方:

後輩:「今週の売り上げ、ヤバそうです」

先輩:「なんで?」

後輩:「新製品の受注が目標の50%にも達していません」

「なんで?」は根拠を求めるフレーズです。ビジネスにおける根拠はたいてい数字が入った情報のはず。この質問が多ければ多いほど、必然的に数会話が強制されます。

従業員同士のコミュニケーションにおいて、これら3つのフレーズで質問することを爆発的に増やせば、自然と数会話をする文化が育っていきます。少しではいけません。爆発的に増やすのです。数字で表現するなら、現状の10倍です。

数会話が浸透すると、意思疎通がスムーズになる。誰もが納得して仕事に取り組める。組織全体として適切な行動ができるようになる。そして生産性が上がる。いいことしかありません。

ある大手企業は数会話の威力に目をつけ、マネジメント層を中心とした研修を企画しました。数会話というネーミングがキャッチーかつ言いやすかったこともあり、あっという間に社内に広まったそうです。

経営に近い立場の重役も会議などで「いまの発言は数会話じゃないな」と指摘するような変化も起こったとか。簡単にできるからこそ、その浸透スピードは極めて速いのです。

ただし、組織内でひとりだけ「どれくらい?」「本当に?」「なんで?」を連発すると職場では鬱陶しい存在と思われてしまうかもしれません。先ほど「適切に使う」と申し上げたのはそのような意味があります。個人ではなくあくまでチームで統一したルールにすることがポイントです。

深沢 真太郎:BMコンサルティング代表取締役、ビジネス数学教育家

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