1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

「やる気なくても勉強はかどる」スゴい"脳の取説" 「忙しくて誘惑が多い大人」こそ試してほしい

東洋経済オンライン / 2024年3月15日 9時40分

注目すべきは、寝る前に歯磨きをするくらい習慣的に勉強を始められるようにしたいものだと著者が述べていることだ。たしかにそうかもしれないが、どうすれば行為を習慣にできるのだろうか?

その答えは、「くり返し、やり続ける」ことだという。

第一に、個別の行為として行うのではなく、流れのなかで行うほうが習慣化しやすくなります。
習慣は、合図によって引き起こされるという点において記憶と似ています。その環境(あるいは心の中)において何かが起こると、それが「これを今やりなさい」という合図となって心の中の行動計画に働きかけます。(265〜266ページより)

たとえば風呂に入った場合には、「からだを洗って、シャンプーとリンスをして……」というようなルーティンがあるはずだ。つまりそんなときには、ひとつの行為の終わりが、次の行為への合図となっているのである。つまり同じように、毎日確実に行うことを合図にするべきなのだ。

また、習慣化を早めるには状況をかしこく選ぶことも大切です。1日のうち、いつも変わらず確保できる時間を学習にあてるようにしましょう。(267ページより)

20〜60分で終わることをする

人は壮大な目標を前にすると怖気づき、なかなか一歩を踏み出せないもの。しがたって、そんなときには目の前の目標を小さく切り分けることが大切だという。目標が大きいと、「うまくできそうもない」というような思いが先に立つため、先延ばしにしがちなのである。

そして忘れるべきでないのは、「やることリスト」をつくること。

① やることリストの1番目には常に「今日のやることリストを書く」と書く。必須の日課にする
② 昨日のやることリストを見て、終わっていない項目を今日のリストに加える
③ スケジュール帳で課題を見つけ、必要に応じてやることリストに入れる。スケジュール帳をちゃんと使えていれば、現在の日付に「今日から1週間後に政治学の試験、7〜11章」のような、今後の課題や試験についてのリマインダーが書かれているはず。そうしたリマインダーを再確認するいい機会だ。2、3週間先まで確認すること
④ 大きめのタスクは、必要に応じて小さく分割する
⑤ 「やることリスト」を見渡して、どのタスクから手をつけるか順番を決める
⑥ 取り組んでいる最中に新たなタスクをやる必要があることに気づいたら、それをリストに加える。たとえば、テストの準備で参考書を作成しようとしたときに、授業ノートの再構成をし忘れていたことがわかったら、それをリストに加える
(252〜253ページより)

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください