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サンマルク「420円モーニング」の懐かしく美しい朝 ほっと落ち着く、魔法の味わいが待っている

東洋経済オンライン / 2024年3月16日 7時0分

惣菜パンは「じゃがバタデニッシュ」税込220円、「ジューシーあらびきウインナーデニッシュ」税込280円、「目玉焼きデニッシュ」税込280円の3種類がありました。

「じゃがバタデニッシュ」もおいしそうなのですが、どれを選んでも同じ価格なら、定価が高いものを選びたいというケチ根性が出てしまい、一度も選んだことはありません。

今回は朝限定で提供される「目玉焼きデニッシュ」をチョイスしました。目玉焼き、それは魔法の食材。残り物で作った焼きそばでも、安物のレトルトハンバーグでも、インスタントラーメンでも、目玉焼きを載せるだけでごちそうになります。

均等な加熱調理が難しく、日持ちの問題があるため、スーパーやコンビニの袋入りの惣菜パンなどでは目玉焼きを使用するのは難しいようです。

つまり、目玉焼きが載った惣菜パンは、手作りパンだけで味わえる特別メニュー。半分に割って断面をチェックすると、しっかり火は通りつつも芯の部分は若干しっとりという、絶妙な焼き上がりとなっていました。

こんがりつやつやに焼き色がついたまんまるなデニッシュパンに、ベーコンを敷き、そのうえに目玉焼きがドーン! の、ドライパセリがパラパラ。

見た目のシズル感がたまらない「目玉焼きデニッシュ」は、表面サクサクたまごまわりはしっとりで、食感のコントラストもよく、ベーコンの優しい塩気をお供にパクリ。

お供のドリンクはアイスティー。さっぱりとした清涼感がありゴクゴク飲めます。口のなかがスッキリ、お目々シャッキリで、朝食にぴったりです。

実は「閉店ラッシュ」? 近所の4店舗が全て閉店

近年「サンマルクカフェ」は、閉店ラッシュと言われているのですが、この閉店ラッシュを身をもって体感しているのが筆者なのです。

今回取材した店舗も今月中に閉店予定で、ここ数年で徒歩圏内にある2店舗が閉店し、自転車で行ける距離にある1店舗も閉店してしまいました。

もともとは「サンマルクカフェ」の常連だったのですが、現在「サンマルクカフェに行きたいのに、近所に店舗がない」という事態に直面しています。

「サンマルクカフェ」の復活を願う

残念で仕方ないのは、流行らないから閉店した訳ではない点。取材した店も含めて全ての店舗がいつ行っても、座る席を探すのが難しいほどに繁盛しているのです。

4店舗中3店舗がビルの建て替えで、1店舗は近隣ビルに入居していた大手企業の本社移転が相次ぎ、街自体に人の流れがなくなったための閉店でした。

つまりは、「サンマルクカフェ」に問題があって閉店した訳ではないのです。建て替えたビル、もしくは近隣のテナントに復活してくれることを願わずにはいられません。

焼きたてパンと濃い味のコーヒーのモーニングも、ソフトクリームたっぷりのパフェも、照明が暗めで落ち着いた雰囲気も、スタッフの接客対応がきちんとマニュアルに沿っていて、わかりやすい声かけなのも大好きなのです。

編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。

大木奈 ハル子:ブロガー・ライター

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