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山形新幹線、25年ぶり新型「E8系」が導く大変革 アプローチ線、トンネルに続きフル規格化も?

東洋経済オンライン / 2024年3月18日 6時30分

なお、山形県は福島―山形―秋田を結ぶ奥羽新幹線と、富山―新潟―秋田―青森を結ぶ羽越新幹線の実現を目指している。山形新幹線は在来線を走るため厳密には新幹線といえない。それだけに高速運行が可能なフル規格の奥羽新幹線は県の悲願でもある。実現すれば東京と県内の沿線各駅を結ぶ所要時間は大きく短縮される。

米沢トンネルは時速200km以上の高速走行も可能としており、もし米沢トンネルの工事が始まれば、それは将来の奥羽新幹線整備への布石という意味も持つことになる。米沢トンネルの工期は着工から約15年、事業費は約1500億円を見込み、調査により今後精査するとしている。

E8系のデビュー後も、2026年度末には福島駅新アプローチ線の完成が予定され、その後は米沢トンネルの構想がある。さらにその先にはフル規格の奥羽新幹線――。この山形県の悲願を実現するためには、フル規格に向けた機運醸成は不可欠。だからこそE8系導入を契機に地域の経済や観光をぜひとも活性化させなければならない。

大坂 直樹:東洋経済 記者

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