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SAPIXが考える「頭のいい子」育てる手帳の活用 保護者は復習や宿題、解き直しをどう見守るか

東洋経済オンライン / 2024年3月20日 15時0分

SAPIXでは、授業時間や宿題の量が多くなる6年生になると「宿題にも優先順位をつけて取捨選択してください」とお伝えします。

たとえば、早くおわりそうな漢字・計算・知識問題から先に解くのもひとつの手。時間がかかりそうなものは、そのあとに取り組みます。

「宿題がおわらない」とあせってこなすのではなく、子どもと相談しながら、得意・不得意分野や志望校に合わせて取捨選択してください。

テストの間違い直しはどんな手順がいい?

テストが返却されたとき、「間違えたところを見直しておきなさい」と、子どもに声をかけていませんか?

そういった指導をされてきた大人は少なくないので、子どもに対しても同じように伝えている人は多いでしょう。しかし、もしかしたら子どもたちは「いつ」「どのように」復習すればいいか、具体的な方法を理解していないかもしれません。

重要なポイントは「なるべくはやく」間違い直しをすることです。テストに取り組んだ記憶が新しい状態で復習をしたほうが効率的です。

最近では、ほとんどの塾のテストがデジタルで返却されるので、テスト翌日には答案と解答・解説が送られ、2~3日の間には電子採点がされた答案が表示されます。

このようにデジタルで答案が返却される場合は、下記の順で見直しをしましょう。

1.テスト翌日に計算問題や記号選択問題の答え合わせをします。間違えている問題があれば、解答・解説を見ながら「なぜ間違えたのか」を考えて見直しをします。

2.採点された答案が表示されたら、解答・解説を参考にしながら文章記述問題を振り返ります。

その際に、正答率が高い問題を中心に見直していきましょう。正答率5%前後の問題は「みんなができていない問題」なので、注力しすぎる必要はありません。そうした戦略を親子で一緒に立てていく時間も大切にしてください。

授業の復習はいつ、どのくらいすべき?

テストの見直し時期と同様に、授業の復習も「なるべくはやくする」が理想です。

SAPIXの授業は、4年生が週2日、5年生が週3日、6年生の前半が週3日、後半は週4日。6年生の前半までは、塾のある日と塾のない日が交互にあるので、「塾での学習→自宅で復習→塾での学習→自宅で復習」というリズムがつくりやすいでしょう。

SAPIXに通っていない子も、塾のない日を復習にあてるのがベストです。

とはいえ、理想と現実があるのも事実。まずは宿題が授業の復習になっているケースが多いので、最低限それができるように学習時間を設けられるといいですね。

宿題に加えて、授業中に書いたノートやプリントの見直しをする時間を少しずつとっていけると理想的です。

注意点は、「無間地獄」状態にならないようにすること。

子どもにとって一番つらいのは、やってもやっても「おわり」がこないことです。だから、「今日はここまでがんばろう」「今日は夕飯まで勉強しようか」など、区切りを決めることがすごく重要です。

「ここまでがんばったら遊べる」といった目標が明確にわかったほうが、集中して取り組むことができます。時間で区切るのがいいのか、「何ページまでおわらせる」といった内容で区切るのがいいのかは、子どもの様子や学習内容に合わせて変えていけるといいでしょう。

SAPIX小学部

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