勉強で結果を出す人が使う｢意識を変える言葉｣2選 やる気が出ないときはタイマーを3分セット

「3分は長い……」と思うなら、1分でも構いません。

「勉強しないと……」と思いながら何もしない3分と、試験勉強に取り組んだ3分とでは、後々大きな違いを生み出します。3分とはいえ、試験当日にめざす状態にわずかでも近づくのです。

「やる気」は「やる」ことから生まれてきます。3分経って、やめようと思わなければさらに続けていきましょう。

そこで、「とりあえず、もう3分」と再度タイマーを設定してもいいですし、「今度は5分」に挑戦してもいいでしょう。こうやって、目の前の3分だけに集中してとにかくやる。コツコツ勉強を積み重ねるのです。

キッチンタイマーを今すぐ手に入れましょう。家にあればそれを使ってください。なければ、百均でも売っています。合格のための投資と考えれば安いものです。

スマホの時間管理アプリを使う手もありますが、目の前のスマホはとにかく集中力を奪います。できれば避けることをおすすめします。

「セルフイメージ」を簡単に変える方法

ここで、あなたが「合格する自分」になるためのやり方を紹介しましょう。心理技法であるNLP（神経言語プログラミング）で開発され、ビジネスでも活用されている「ニューロ・ロジカル・レベル」です。

あなたのセルフイメージを無理なく変えてくれる手法です。そのキモは、あなたが想像しやすい環境や行動からだんだんと入っていくところにあります。

さっそく、①から順番に自分に問いかけつつ、イメージしていきましょう。

①　あなたはもう試験に合格しています。さて、「合格したあなた」がいる場所はどんなところでしょう。あなたはどんな服装をしているでしょう？

②　①の「合格したあなた」は、そこでどんな行動をしているでしょう？　どんな姿勢、ふるまいをしているでしょう？

③　②の行動、姿勢、ふるまいをしている「合格したあなた」は、そこでどんな能力を発揮しているでしょう？

④　③の能力を発揮している「合格したあなた」は、どんな信念、価値観を持っているでしょう？　何を大切にして生きているでしょう？

⑤　④の信念・価値観を持つ「合格したあなた」は、何者でしょう？　「私は〇〇である」。一言で自分を表してみましょう。

⑥　⑤の「私は〇〇である」と自分自身を表現する「合格したあなた」はだれとともに生きているでしょう、どんな組織の一員として生きているでしょう？

⑦　⑥の仲間と一緒にいる、組織の一員として生きている「合格したあなた」は何者でしょう？　「私は〇〇である」と自分を表してみてください。

※①環境、②行動、③能力、④信念・価値観、⑤アイデンティティ、⑥自分を含むより大きな場、⑦アイデンティティ（再訪）という順番になっています。

宇都出 雅巳：トレスペクト教育研究所代表・学習コンサルタント