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「塾で授業についていけない子」が変わる対策4つ 「がむしゃらにやればできる」ものではない

東洋経済オンライン / 2024年3月25日 16時0分

難しい問題が解けるよう(な気)になっても、簡単な問題が解けるようにはなりません。むしろ、基礎がおろそかとなり、やってもやっても学力が積みあがらない……という負のスパイラルに陥ります。

塾についていけない場合の打ち手には、以下4つが考えられます。

「ついていけない時」にすぐやるべき4つの対策

①勉強の仕方を見直す
クラス帯や授業内容によって、家庭学習の取り組み方が変わります。学年やクラスが変化すれば、当然スケジュールも見直す必要があります。うまくいっていない場合はやり方を変えましょう。

②クラスを下げてもらう
理解できない授業を受けても何一つ身につきません。クラスを下げてもらって宿題を完璧にし、余力があれば上のクラスが解いている問題に無理のない範囲で取り組むほうが、はるかに健全です。在籍クラスの復習テストで半分以上取れれば何とかOK、きちんと取り組んでいるのに点数が取れなければレベルが合っていません。

③サポート体制を組む
子ども一人で勉強してきたらならば親がある程度サポートする、それでも限界を感じたら個別指導や家庭教師をお願いするのも手です。中学受験専門の第三者がこれほど多いのも、それだけ多くのご家庭が困り、ニーズがあるからです。

④転塾する
子どものレベルと塾が合っていない場合は、転塾も視野に入れます。それに伴い、志望校も変更する必要が出てくることもあるでしょう。しかし理想に固執せずわが子の現状と成長を冷静に見極める目も必要です。

【ポイント】
在籍クラスの復習テストで半分以上取れなければ、レベルが合っていない可能性も。

宿題の量は塾や先生、所属クラスや選択講座によって異なります。中には一切宿題の出ない塾もありますが、多くのご家庭は「宿題が終わらない」という悩みを抱えています。

宿題が終わらない原因として、実は子どもの「体力」が大きな鍵を握ります。塾から帰宅しても4時間勉強できるタフな子もいれば、疲れ果ててすぐに寝る子もいます。体力がない子にむりやり夜中まで勉強をさせても、学習内容が頭に入りませんし、何より身体を壊します。

「それなりに元気な状態で机に向かえるのはどういうときか、どの程度か」を把握するのは、まさに親にしかできないことです。

6年生の夏の終わりまでは「基礎」を徹底すべし

その上で宿題との付き合い方ですが、6年夏終わりまでは「とにかく基礎!」です。

基礎とは、塾でいう平常授業。4年生からオプション講座もあったりしますが、それはあくまで平常授業が物足りない子向けです。平常授業の宿題が回っていないならば、その他のイベントや講座を取る必要はありません。

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