34歳女性が激怒「ワースト1、2争う」見合いの顛末 彼女にそう言わせた彼の信じられない"会話"
東洋経済オンライン / 2024年3月28日 16時0分
お見合いの席でどんな会話をするかで、交際希望が来るか、お断りが来るかに分かれる。婚活を成功させたいなら、大事なのはやはり会話力だ。
仲人として婚活現場に関わる筆者が、婚活者に焦点を当てて、苦労や成功体験をリアルな声とともにお届けしていく本連載。今回は、お見合いの席で成功する会話術を見ていこう。
立派な経歴披露と自慢話は御法度
お見合いを終えたみわこ(50歳、仮名)が、お相手のしんじろう(51歳、仮名)について、こんな理由でお断りを入れてきた。
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「今日の方、経歴がご立派。それをご自身が切り開いてこられたのですから、大変な努力家なのでしょうね。そこに惹かれてお見合いをお受けしたのは確かなのですが、会話の8割が、ご自身の経歴披露と現在の会社でいかに評価されているかというお話でした」
しんじろうは日本の国立大学を卒業後、渡米。アメリカの大学でMBAを取得し、帰国後は外資系企業で働くエリートだった。
「優秀な方なのはわかったのですが、男性としての魅力は感じませんでした」とみわこ。
自慢話をするのは、男性に限ったことではない。さとる(55歳、仮名)が、ともこ(54歳、仮名)とお見合いを終えた後に、こんな感想を漏らした。ともこは、上場企業で働く年収1000万円超えのバリキャリだ。
「自分がいかに会社に必要とされている人間か、いかに仕事ができるかをずっと話していました。あと、ワインに精通していて、フランス料理、イタリア料理、日本料理と有名な料理教室で学んだから、プロ級の腕前だともおっしゃっていました。もう話を聞いているだけで、お腹いっぱいになりましたよ」
「そうですか」「すごいですね」と相槌を打っていたら、“自分はできる女”“完璧な女”という話がさらに止まらなくなったという。なので、話を切り上げたくなったさとるは、チラチラと腕時計を見る仕草をした。
「そうしたら途端に不機嫌な顔になって、『もう行きましょうか』と。多分“お断り”が来ると思いますが、そのほうがホッとします」と、さとる。
自慢話をされ、それを心地よく聞く人は、まずいない。
自慢話をする人は、“周りから認めてもらいたい”“すごいと思われたい”という承認欲求が強いタイプだといわれる。一見自信満々な人と思われがちだが、実は正反対で、自分に自信のない人が多い。マウントを取ったりするのもこのタイプだ。
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