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ハイエースの珍しいキャブコン仕様が愛される訳 ファンルーチェ・セレンゲティ525最新モデル

東洋経済オンライン / 2024年4月1日 12時0分

ジャパンキャンピングカーショー2024に展示されていたセレンゲティ525の最新モデル。2024モデルの車両本体価格(税込み)は、2WD/6AT/ガソリン車が1173万7000円、4WD/6AT/ガソリン車が1204万5000円、2WD/6AT/ディーゼル車が1221万円となる(筆者撮影)

キャンピングカーにはさまざまなタイプがあるが、とくに幅広いユーザーから支持を受けているのがトヨタ自動車(以下、トヨタ)の商用バン「ハイエース」をベースとするモデル。多くは、外装をあまり変更しない「バンコン(バンコンバージョン)」タイプが主流だが、少数派ながら外装を大きく変更した「キャブコン(キャブコンバージョン)」というタイプも存在する。中でも誕生から20年の歴史を誇り、根強い人気を誇るのが「ファンルーチェ(Funluce)」というブランドの「セレンゲティ525」だ。

【写真で見る】ハイエースでは珍しいバンコン仕様の「ファンルーチェ・セレンゲティ525」。その内外装を詳しく見る。

セレンゲティ525とは?

キャブコンは、一般的にトヨタのキャンピングカー専用シャーシ「カムロード」をベースとする大型の高級モデルが多い。それらと比べ、このモデルはハイエースをベースにすることで、走行安定性がより高く、外装もスタイリッシュにできるなどの利点がある。しかも室内には、常設ベッドや広いリビング、キッチンなど、本格的で使い勝手もいい装備が満載。バンコン仕様のハイエース・キャンピングカーとは一線を画す、快適なクルマ旅を味わうことが可能だ。

ここでは、そんなセレンゲティ525の最新モデルを「ジャパンキャンピングカーショー2024(2024年2月2~5日、千葉県・幕張メッセ)」で取材。多くのユーザーから長年親しまれている熟成の装備群や、今後導入を検討中の新アイテムなどを紹介する。

キャンピングカーの製造・販売を手がけるキャンピングカーランド(愛知県日進市)のブランドがファンルーチェだ。セレンゲティ525は、2024年で誕生20周年を迎える同ブランドのフラッグシップという位置付けとなる。

ベース車両は、ハイエースのスーパーGL(ロング・ワイドボディ/ミドルルーフ)で、車体のほとんどをオリジナルのキャビン部(室内空間)に架装したキャブコンというジャンルに属する。前述のとおり、ハイエースがベースのキャンピングカーは、外装を大きく変更せず、主に室内を架装したバンコンと呼ばれるモデルが主流。一方、このモデルでは、運転席以外の部分に“シェル”と呼ばれる独自製作の外装を架装することで、ボディを大型化。そのぶん、いわゆる一般的ハイエース・ベースのバンコンと比べ、より広く快適な室内空間を作り出していることが特徴だ。

独自のシェルで大胆に変更された外装

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