土地が安くて幸福度が高いコスパ良好の地方都市 大都市圏の地価上昇が進む中での穴場はどこ?
東洋経済オンライン / 2024年4月5日 13時0分
新幹線の駅は新山口駅で、かつては小郡駅だった。新幹線を利用すれば西日本最大の都市・福岡市(博多)まで35分ほどの近さ。フグ、ヒラメ、アマダイをはじめとする豊かな海産物に加え、県内には特産の瓦そば、岩国寿司(押し寿司)などおいしいグルメが目白押しだ。
2000万円台で新築一軒家が買える
1世帯当たりの教育関係費支出額約3万8000円は全国平均2万5000円を大きく上回る。かつての長州藩は、いまでも教育熱心なのだ。新築住宅物件を見ると、山口市内(大歳駅から徒歩7分)の3LDK(土地180平方メートル、建物96平方メートル)が2288万円となっている。2500万円台で4LDK(土地230平方メートル、建物107平方メートル)の物件もある。住宅のコスパは最高だ。
公示価格の発表となると、上昇物件にばかり関心が集まりがちだ。しかし、居住地としての魅力を備えていながら、適正な地価を維持している地方都市の実態に目を向けてみると、新たな発見がありそうだ。
山田 稔:ジャーナリスト
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