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どうして「がん」も「かに座」もcancerなのか? ラテン語で学ぶ12星座の雑学、あなたの星座は?

東洋経済オンライン / 2024年4月7日 15時30分

また、おとめ座で一番明るい「スピカ」という星は「麦の穂」という意味のラテン語spicaが元です。このspicaは靴の裏などに付けることがある「スパイク(spike)」と同じ語源です。確かに麦の穂先もスパイクも、どちらも尖っています。

てんびん座「Libra」

続いて「てんびん座」を指すLibraです。ラテン語のlibra「てんびん」から変わっていません。このlibraという単語は、あまり知られていませんが実はイギリスの通貨に関係しています。実は「ポンド」を表す記号£はlibraの頭文字のエルが元になっています。

ラテン語のlibraは「てんびん」を指すとともに、重さの単位でもありました。「ポンド」の方の語源はラテン語のpondo「ポンド」で、pondoの元はpondus「重さ」です。ラテン語のpondo「ポンド」はlibra pondo「重さにおいて~リーブラ」のlibraが省略された形です。

さそり座「Scorpio」

次は「さそり座」を表すScorpioです。ラテン語のscorpio(またはscorpius)「さそり」が元で、scorpioは英語のscorpion「さそり」の語源にもなっています。

ちなみに、この星座で一番明るい星である「アンタレス(Antares)」は「アレース(Árēs、古典ギリシャ語で「火星」)に似た星」という意味合いです(「火星に対抗する星」という説もあります)。

いて座「Sagittarius」

続いては「いて座」を表すSagittariusです。ラテン語のsagittarius「弓を射る人」が元になっています。ちなみに、「矢座」という星座もあります。

やぎ座「Capricorn」

次は「やぎ座」です。英語ではCapricornと言いますが、ラテン語ではCapricornus「雄山羊(caper)の角(cornu)」となっており、語形が少し違います(さらに日本語の星座名は「やぎ」だけなので、角まで言及している英語やラテン語と違っています)。cornuは英語のcorn「うおのめ」の語源になっています。つまり皮膚が「角質化」するということです。

みずがめ座「Aquarius」

そして次に「みずがめ座」です。Aquariusといい、語源はラテン語のaquarius「水を運ぶ人」です。aquaが「水」というのは分かりやすいのではないでしょうか。たとえば英語aquariumで「水族館」になります。他にも、水産物の養殖を指すaquacultureなどにもaquaが含まれています。

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