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若くても「脳ドック」"受けたほうがいい人"の特徴 「どんな病気がわかる?」「費用は?」医師が解説

東洋経済オンライン / 2024年4月7日 11時0分

最後に施設選びのポイントを紹介する。

カギは「脳ドックで異常があった患者さんへの対応がしっかりしていること。この点では脳神経外科医がいる施設や、そのような医療機関と連携していることが望ましい」と、金中医師は言う。

未破裂の脳動脈瘤が見つかったら?

例えば、未破裂脳動脈瘤が見つかったとしよう。

やはり多くの人は不安で頭がいっぱいになるだろうが、実は瘤ができた部位や大きさにより、1年以内の破裂リスクがどのくらいあるか、最近の研究でわかっている。

「まずは、そういったことを、検査を受けた方にていねいに説明し、今度どういうことが必要か、どんな点に注意をしたほうがいいかなど、その方の不安を取り除いてくれるような対応が大事です。速やかに医療機関に紹介してくれるかどうかも重要な要素です」(金中医師)

脳ドックは時間と費用がかかるものの、体への負担はほとんどなく、寝ている間に検査が終わる。転ばぬ先の杖として検討してもいいのではないだろうか。

(取材・文/狩生聖子)

かねなか脳神経外科院長
金中直輔医師

2003年、宮崎医科大学(現 宮崎大学)医学部医学科卒。東京都立墨東病院救命救急センター、同院脳神経外科、東京警察病院脳神経外科、同院脳血管内治療科医長、Stroke care unit室長を経て、2019年、頭とからだのクリニック かねなか脳神経外科を開設。東京警察病院脳血管内治療科非常勤医師も務める。日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本頭痛学会専門医、日本脳神経血管内治療学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医など。

東洋経済オンライン医療取材チーム:記者・ライター

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