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新「Galaxy」生成AIで大きく進化した驚きの中身 インパクトが大きいのは「リアルタイム通訳」

東洋経済オンライン / 2024年4月9日 11時0分

一例を挙げると、筆者が入力した「おはよう。今日は何する?」という文章に対し、「プロフェッショナル」に変換すると、「おはようございます。本日はどのようなご予定でしょうか」という文章ができあがる。「カジュアル」を選ぶと、「おはよう。今日は何すんの?」という文章になるため、親しい友人などに送るときに使うといいだろう。

面白いのが「SNS」で、これを選択すると「おはよう(太陽の絵文字)今日は何する?#morning #goodmorning #おはよう」といった形で、ハッシュタグつきの文章に仕上がる。キーボード上でこれらの変換ができるため、X(旧Twitter)やInstagramなどのSNSに、そのままハッシュタグつきで投稿できるというわけだ。文体を変える生成AIを、上手にキーボードに組み込んだ実例と言えるだろう。

文字や文章を扱うという意味では、「Samsung Notes」というアプリに手書きで書き込んだ文字をテキストデータに変換する機能も便利だ。さすがに走り書きのような文字だと、誤変換もあったが、精度はまずまずの高さ。テキスト化したあと、箇条書きに変えたり、要約したり、翻訳したりと、AIによる文章成形も可能。AI対応のメモツールとして、ビジネスなどに役立つツールになりそうだ。

画像の足りない部分をAIで生成

画像編集にも、生成AIを組み込んでいる。AIを使った写真の編集というと、グーグルのPixelが搭載している「消しゴムマジック」や「編集マジック」がおなじみ。同社は、テレビCMでもこれらの機能を積極的にアピールしている。Galaxy S24/S24 Ultraに搭載された「生成AI編集」でも、「Pixel 8/8 Pro」に搭載された編集マジックと同じようなことができる。

例えば、写真に写っている人物の構図がイマイチというときに、それを移動させることが可能だ。指で人物を囲むだけで被写体を検知でき、選択された状態で移動が可能。写真は平面的にしか映像を記録していないため、移動させた背景は空白になってしまうが、この足りない部分を生成AIで補ってくれる。ここまでは、Pixel 8/8 Proの編集マジックとほぼ同じだ。

Galaxyならではなのが、角度補正。撮った写真が微妙に斜めになってしまい、水平が取れていないときに、角度を補正するとしよう。この場合、通常だと写真の端に空白ができてしまう。一般的な画像編集アプリでは、空白ができないように写真を切り抜く必要がある。角度が大きければ大きいほど、カットされる部分の面積が広くなり、水平が取れた一方で画像が小さくなってしまう難点があった。

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