「高齢者の運転事故」は糖質・塩分摂りすぎを疑え 「脳ドック」データでわかった意外な因果関係
東洋経済オンライン / 2024年4月10日 16時0分
糖質と塩分はともに安全運転の敵――そのように覚えておきましょう。
ブレインフードで脳の健康を維持しよう
「いつまでも長く安全運転を続けたい」
「車がないと普段の生活に困る」
そう思っている高齢ドライバーのみなさんは、脳の白質病変をなるべく増やさない食生活を心がけましょう。白質病変発生の有無は、脳ドックを受診し、頭部MRIを撮らないとはっきりしませんが、実態がわからなくても予防することならできます。少なくとも、食生活を改善して無駄になることはありません。
真っ先に推奨できる食べものとして、生活習慣病の予防につながるものや、脳の活性化を促すとされるもの(「ブレインフード」と呼ばれるもの)などが挙げられます。
普段から健康に気をつかわれている人には、釈迦に説法になってしまうかもしれませんが、主要どころをひととおりピックアップして一覧にしてみました。食事の際は、これらをできるだけ多く摂取することを意識してください。
肉類を食べることはまったく構いませんが、動物性脂肪は控えたほうがいいので、なるべく脂身の少ない部位を選ぶようにしましょう。
注意点はおもに2つ。①やりすぎに注意することと、②長期間継続させることです。糖質制限は推奨できるものの、限りなくゼロに近づけようとするのはいただけません。やせすぎたり、筋肉量が減少したりして、かえって不健康な体になってしまうからです。塩分についても、控えすぎるとミネラル不足により体の代謝の悪化をまねく可能性があります。
また、1食や2食、糖質や塩分を控えた食事をしても、ほとんど意味がありません。白質病変をできるだけ発生させないため、そして増やさないためには、無理しない程度に糖質や塩分を控える食生活を、習慣化する必要があるのです。
食生活の改善以外にもできること
高齢ドライバーが長く安全運転を続けるためには、食事以外でも、日々の生活で気をつけたいことや意識したいことがいくつかあります。代表的なものを紹介しておきましょう。どれも運転脳の活性化(ひいては白質病変の増加防止)につながることばかりです。ぜひ今日から実践してみてください。
■家事をする(とくにずっと奥さん任せだった男性)
掃除、洗濯(&洗濯物干し)、料理、食器洗い、ゴミ出しなど、家事のほとんどは立ち仕事です。しかも、多くは移動もともないます。わざわざ散歩に行かなくても、それなりに足腰は鍛えられます。そして、体を動かすことが白質病変の抑制につながることは、これまでの研究によって判明しています。
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