20代の彼が悩む「仕事と勉強の合間」の息抜き方法 生活の中に適度な休みを上手に組み込んでいく
東洋経済オンライン / 2024年4月10日 10時0分
最初のうちはこうした強制力をいかに自分で持てるかが勝負ですが、そのうち自分の生活のリズムの中に、そういった活動が自然と溶け込むようになります。
言い換えると、最初の頃は強制力をもって立ち向かう、慣れてきた後は条件反射的に自然と立ち向かう、ということです。やらざるをえない状況を、いかに自ら創り上げられるかがポイントです。
徐々にハードルを高めていく
もちろん自分で課したルールなのでどうしても破ってしまう、というヒトもいるでしょう。
その場合は徐々にハードルを高めていけばよいのです。
例えば1日1時間勉強にあてるから開始して、その時間を徐々に2時間とか3時間にしていけばよいのです。
もちろんそうは言っても、短期的には、というよりも、最初のうちはなんとなくやるべきことを犠牲にして、ほかの活動をしている感や、焦る気持ちもでてくるとは思います。
勉強するべきときに遊んでいてよいのだろうかとか、本当はリラックスしたかったとかですね。
大きな目的を達成するため、つまりIJさんの場合は長期的なキャリアアップですが、そのためには短期的にはある程度の犠牲を覚悟せざるをえないケースが、人生においても、キャリアにおいてもあります。この大きな目的や最終的なゴールに対して真摯であればあるほど、そういった短期的な犠牲も許容できるというものです。
そのため、まずはその大きな目標やゴールを見失わず、さらに言うとつねに再確認やアップデートするとともに、苦手項目のルーチン化を粛々と進めたほうがよいでしょう。
学生時代を思い出してほしいのですが、誰でも好きな科目と苦手な科目はあったと思います。
それでもカリキュラムに組み込まれているから、仕方ないという気持ちや、留年を避けるという大義名分を掲げて四苦八苦しながら対峙したり、またはGPA(成績平均値)を上げるために少なくとも平均点以上は目指す、などいろいろとあったハズです。
これも同様で、ルーチンに入っているからやる、大きな目的(上記の例でいうとGPAアップ)の達成のために、短期的には苦手科目の勉強などを我慢して行う、といった行為です。
いずれにせよ、ある程度の強制力や大きな目的があるからこそやってこられたことだと思います。
社会人になってからも本質はあまり変わりません。
もちろん学生とは異なり、人生のゴールや日々のカリキュラムなどは自分で設定しなければならない、という点であったり、誰かが偏差値などを通じて社会における自分の立ち位置を教えてくれるわけではない、などいろいろと異なる点はあります。
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