「パッと行動できない人」残念すぎる"3大NG"思考 米国ビジネスエリート「ネガティブ消す」朝習慣
東洋経済オンライン / 2024年4月12日 11時0分
特に若い世代ほど、夢や希望を持たない印象があります。
日本を含む主要6カ国の17~19歳を対象にした意識調査(2022年発表)によれば、「将来の夢を持っている人の割合」で日本は最下位で、60%以下にとどまりました。
韓国、アメリカなど他の国では軒並み8割と、その差は明確です。
もちろん、それは現状を変える必要を感じないほど日本が豊かになった表れかもしれませんし、逆に日々の生活を送るのに精一杯で、未来のことなど考える余裕がない、「考えたところで仕方がない」と思っているからかもしれません。
パターン②「ちゃんと準備してから……」
→ 完璧主義で「愚直」になれない
基本的に、頭のいい人は慎重派の傾向があります。
「なぜ、何のためにそうするのか」
「その結果、何が起こるのか」
「どんなメリットがあり、どんなリスクがあるのか」
など、納得できる答えを手にしてからでないと、行動に移そうとしないのです。
しかし、現実の世界は予測がきかないことがほとんどです。
となると、多くの場合「まず動いてみよう」より「まずは様子をみよう」を賢い人ほど選択しがちです。
「あれこれ考えずに動いてみると楽しくなるかもよ」といったアドバイスも、論理的思考力の高い人は「バカになれ、妥協しろ」と言っているように聞こえ、反発を覚えることも少なくありません。
こうして、頭がいいからこそ「不動智」から離れていき、動けなくなってしまうのです。
賢い人ほど、前述のネガティブファンタジーに囚われがちだともいえます。
「頭がいい」とは分析的であること。特に失敗する可能性にばかり意識が向かいます。
仕事や勉強においても「後で慌てないよう、しっかり計画を立てなくては」などと気を回していくうちに時間ばかり過ぎていく、というのがよくあるパターンです。
「おとなしさ」も勢いを妨げる
パターン③「大声出すのは、ちょっと……」
→ 心のリズムがおとなしい
これは、日本人らしい、文化的な要因といったほうが適切かもしれません。
例えばアメリカ人を見ていて、そのテンションの高さに驚くことはないでしょうか。
メジャーリーグの試合の観衆が、人目をはばからず「イエーーー!」と叫んでいるのを見ると、持って生まれたモメンタムの違いを感じずにはいられません。
そんなアメリカ人と比較すると、日本人は周りの目を気にしてか、基本的におとなしく、スポーツにおいても礼節を重んじる傾向があります。
例えば、柔道で「一本」をとった選手がガッツポーズしようものなら「敗者への敬意がない」と批判の的にされてしまうかもしれません。
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