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10年後「生き残る仕事」「なくなる仕事」の境界線 今後においてもAIにできないことは何か?

東洋経済オンライン / 2024年4月12日 16時0分

これまで善とされてきた「標準化」「マニュアル化」はAIが担い、悪とされてきた「属人化」こそが私たちが生き残っていく術となります。

誰もがしている「勉強」で秀でることの価値が、相対的に減っていきます。それは知能が自動化、機械化されれば、努力の必要すらなく、しかも人がするより高いレベルで実現できてしまうからです。

問題は、大企業や組織力の高い会社に入ったことで、仕組化の歯車のひとつとなって、属人化を排除する組織の文化や風土に慣れてしまった人が、

「自分は本当は何をしたいのか」

「なぜそれをしたいのか」

こういったことを明確にして、最後は自分の意思で決められるかどうかです。

AI時代の到来が本当に問うているのは、「あなたならどうするのか」ということだと思います。

それを考えるのは、いまがいい機会というよりも、AIの進歩スピードを考えると、ラストチャンスなのです。

川村 秀憲:人工知能研究者、北海道大学大学院情報科学研究院教授、博士(工学)

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