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「マーチ」地味なコンパクトカーが残した功績 クルマの世界をおもしろくしてくれた超新星

東洋経済オンライン / 2024年4月13日 12時20分

なお、2代目も欧州的なハッチバックであったが、丸みをおびたデザインになり、だいぶイメージが変わって、私は少々驚いた。

Wikipediaのページには、「日本製コンパクトカーの中では異彩を放つ存在であり、日本におけるコンパクトカー市場の革命児とまで称された」と高い評価が書かれている。

「そんなもんかぁ」と、当時「妙に大人っぽくなっちゃったなぁ」と思った記憶を持つ私は、その記述を興味深く読ませてもらった。カブリオレとかワゴンの「マーチBOX」とか、派生車種はどれもカッコ悪いと思ったものだけれど……。

クルマの世界をおもしろくしてくれた

初代がクルマ文化の中に飛び込んだ先鋒だとすると、2代目はマーケットの中で作られたクルマ。「そこが違うんだよなぁ」と思うのだ。2代目もよく売れたクルマではあったが、文化を生み出した点で初代は偉大であった。

1980年代、日産自動車は数々のエポックメイキングなクルマを送り出した。高性能だったりスタイリッシュだったり、特徴はさまざま。

そこにあって、1982年のマーチは地味といえば地味なベーシックカーだけど、上記のとおり多くの派生車種が生まれ、クルマの世界をおもしろくしてくれたのはたしか。この功績は、いつまでも残るものだろう。

小川 フミオ:モータージャーナリスト

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