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ベックスコーヒーの「630円モーニング」に驚いた朝 一見、手間のかかりそうなメニューなのに…!

東洋経済オンライン / 2024年4月13日 7時0分

「グラノーラヨーグルト」は、他のモーニングセットを注文した際も、プラスワンメニューとして税込120円で追加注文ができます。

「タリーズ」もモーニングセットにハニーヨーグルトをプラスできるのですが、ヨーグルトとはちみつだけ、グラノーラもドライフルーツもなしで税込200円(筆者が利用している都内の店舗での価格)するので、比較してお得感を噛み締めながら食べました。

安いけどおいしい丁寧に淹れたコーヒー

何より一番嬉しいのが、コーヒーがおいしいこと。ブレンドコーヒーは、ほどよい苦味と酸味でバランスがよく飲みやすい。Sサイズということですが、マグカップにたっぷり入っていて、喫茶店のコーヒーカップよりも容量がありそうです。

ホットコーヒーだけでも、ブレンド・深煎りコーヒー・アメリカンコーヒー・エスプレッソと4種類の選択肢があり、コーヒー豆を店内で挽き、淹れたてのコーヒーを提供しています。アイスコーヒーは水出しと、随所にこだわりを感じます。

トーストやミニサラダについて触れた際にも書きましたが、「ベックスコーヒーショップ」は、奇をてらうようなことはせず、ちゃんとおいしい裏切らない味を、東京駅・品川駅・上野駅など抜群の立地で提供しています。

単品価格はSサイズは税込340円(ホームページには税込290円〜と記載)と、「スターバックス」や「タリーズ」のような、セルフサービスのカフェチェーンと比べると、お手頃な価格設定です。

ホームから特別列車を眺めながら食べる幸せな朝ごはん

今回、筆者が利用した店舗は、平均1日15万人近くが利用する、東北へ向かう始発駅でもあるターミナル駅のホームの片隅にあります。小さな店内に詰め込むように30席ほどの客席が並び、奥には喫煙ブースも用意されています。

平日朝10時すぎの店内は、JRの利用客と思しきサラリーマンやインバウンドの旅行者など、年齢も性別もバラバラな10人ほどが利用していました。カウンター席のガラス越しには、日本に1台しかない超高級寝台車「TRAIN SUITE 四季島(しきしま)」を望みます。

ちなみに、ホームにいる人たちはしきりに四季島を撮影していましたが、店内では誰も窓の外に興味がないようで、スマホを眺めたり、おしゃべりを楽しんだりと、目の前で停車する四季島に気づいていないようです。

1泊100万円と言われる、贅を尽くした電車を借景に食べるモーニングは、JR東日本が運営しているカフェならではの面白みに溢れています。店内からの鉄道の撮影は禁止されているため写真を撮ることはできませんが、鉄道ファンには穴場かもしれないなと感じた朝でした。

編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。

大木奈 ハル子:ブロガー・ライター

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