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頼まれても「ノー」と言えるようになるコツ5つ 「忙しいだけの仕事」を増やさないテクニック

東洋経済オンライン / 2024年4月16日 16時0分

仕事の効率がよくなって時間の余裕ができると、そこには必ず新しい仕事が押し寄せてきます。そこに「忙しいだけの仕事」を入れて、それをテキパキと片づけたところで、「本当の仕事」には何の影響もありません。

さらに注意すべきは、無意識のうちに「忙しいだけの仕事」の出現を願い、それを「本当の仕事」をしない言い訳にしてしまうことです。

ビジネスでもプライベートでも、予定がいっぱいという状況は、まず間違いなく「忙しいだけの仕事」を言い訳にして「本当の仕事」を避けているという状態です。

「なぜ、私はいつも忙しいのか?」をよく考え、逃避行動のメカニズムを知ることが、生産性の低い忙しさから脱出する第一歩です。

ある仕事が、あなたにとってどれだけの価値を持つかー。これを決めるのはあなた自身です。

もし「忙しいだけの仕事」ばかりに時間を割いているのなら、その原因は、とりあえず「イエス」と言って上司に見せかけの忠誠心を示したり、どうやって「ノー」と言うのかわからなくて差し出された仕事をすべて引き受けていたり、そこにある仕事を勝手に「私の仕事だ」と思い込んでいたりといった状況でしょう。

あるいは「本当の仕事」から逃げるために「忙しいだけの仕事」の陰に隠れている可能性もあります。新しい仕事が来たら、引き受ける前に必ず「この仕事は、既存の仕事より価値があるか?」をまず自分に問いかけることです。

すでに、毎日はやるべき仕事で埋め尽くされていることを忘れてはいけません。それでも引き受けるなら、抱えている仕事をどれかあきらめる必要があります。

誰にでも、何かを頼まれて反射的に「イエス」と答えてしまい、後悔する傾向があります。こうして「忙しいだけの仕事」が増えていくわけです。

この傾向を絶ち切るには、「ノー」と言える人になる必要があります。そのためには、何か頼まれた時のとりあえずの反応を「イエス」から「ノー」に変えることです。

「ノー」と言う5つのコツ

これから「ノー」と言うコツを紹介します。このやり方で、1日に何度「ノー」が言えるか試してください。

■ ヒント1 落ち着いた声と態度を保つ

「ノー」と言う時は、落ち着いたトーンでの発声を意識してください。嫌な素振りをしてはいけません。反対に、弱気になったり、悩んだりするのは禁物です。

■ ヒント2 言い訳しない

弁解してはダメです。あなたの価値観に基づいて、理由を説明してください。例えば「クルマがないから行けない」と言うのではなく「娘と過ごす時間を増やしたいので行かない」とあなたの価値観を伝えましょう。

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