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吉田カバン、就活・出張時の「仕事バッグ」最新事情 ビジネスシーンでのリュックは市民権を得た

東洋経済オンライン / 2024年4月17日 12時0分

「ビジネスシーンでのリュックは市民権を得て、この場面だからNGということはほとんどありません。営業職でもそうですし、大切な取引先との会食でもリュックで問題ない風潮です」

こう話す名倉氏が指摘するのが、消費者に選ばれるリュックの変化だ。

「少し前ならビジネス用は、リュックの形がスクエア(角が四角)を選ぶ人も多かったですが、服装のカジュアル化が進み、最近はラウンド(丸い)タイプが好まれます。中に入れるPCは13インチ→16インチとなり、バッグに2台のPCを入れる方もおられます」(同)

2021年、同社は「POTR(ピー・オー・ティー・アール)」というブランドを発表した。

「POTR/SCOPE(スコープ)シリーズのソーシャルパック(税込み6万500円、以下同)が人気です。形はラウンドタイプですがシンプルなデザインで、フロントにはファスナーポケットを2つ装備。メイン収納部のファスナーは斜めに取り付けることで開閉しやすくなっています。ワークライフバランスを意識し、オン・オフどちらでも使い勝手がきき、リモートワークやワ―ケーションにも合った新しい時代のバッグです」(同)

人気のリュックから紹介したが、学生の就職活動では事情が異なる。

一昨年、当時入社2年目を迎えた男性(20代前半)に話を聞いたが、「就活にあたり、黒色の手提げ型のビジネスバッグを買いました。周りの就活学生に合わせるためで、就活生スタイルの一部として、そうしたバッグを持つことが大事だと考えたのです」と学生時代を振り返っていた。

学生の就活で支持される手提げバッグ

「就活生は、やはりまだ手提げ派です。バッグ選びは服装との関連性もありますが、リクルートスーツでネクタイ姿の就活生がほとんど。ファッションで目立とうとしないで冷静なのでしょう。そんな方たちに一番人気なのが『ポーター テンション』(4万4000円)です。手提げと肩掛け、背負いの3wayタイプで、シリーズ発表から20周年を迎えましたが、不変的なデザインと機能性で根強い支持を受けています」(名倉氏)

まだ学生なのでバッグ選びの際、大半の人が代金を支払う親と一緒に来店するという。ポーター テンションのような定番タイプは、管理職世代でもある親に好評なようだ。

色についてはどうか。今回、「面接時などに気になるため、下に置いた際のイメージも重視し、色は目立たないネイビーか黒を選びました」(20代女性)という声も聞いた。

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