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「中学受験勝ち抜いた子」に共通する"3つのカギ" 中受での経験が、その後の大学受験でも生きる

東洋経済オンライン / 2024年4月20日 12時30分

中学受験で大事な3つの要素とは?(写真:Fast&Slow / PIXTA)

名門私立中学の合格をつかんだ生徒たち。その後東大に進学する子どもたちも多く、中には「東大受験より、中学受験のほうが大変だった」との声もあります。中学受験で、いったいどのような勉強をしていたのでしょうか。中学受験にも役立つ『謎解きミステリー 東大クロスワード』を上梓した、東大カルペ・ディエムの西岡壱誠さんが、中学受験で大切な3つの要素をお話しします。

「東大受験より、中学受験ほうが大変」

僕は「東大生の王道ルート」というものがあると思っています。東大に受かった多くの人たちの中には、共通するルートがあると考えています。

【写真】『謎解きミステリー 東大クロスワード 』(東大カルペ・ディエム)では中学受験で必要な語句を楽しく学習できる

中学受験でさまざまな勉強の基礎能力を身に付けたうえで、中高一貫の名門私立中学校に進学します。

名門私立中学校は、教育システムがしっかりしており、東大を目指す生徒も多いため、その環境で勉強をすると、メキメキと学力がアップします。こうして受験生になるまで、着実に学力を蓄え、現役で東大に合格する……。

東大生たちに話を聞くと、このような王道ルートで、東大の合格をつかんだ人が多く、彼ら・彼女たちは「本気で中学受験の勉強をした」と語ります。中には「東大受験よりも、中学受験のほうが大変だった」などと言う人もいるくらいです。

今回は、名門と呼ばれるような中学に見事合格した人たちが、どのように勉強していたのかについて、3つの特徴を紹介したいと思います。

1 予習より、復習を大事にする

まずは、「予習より、復習を大事にする」です。

中学受験をする子どもたちの多くは、塾に入って勉強をします。先生から配られたテキストに沿って、授業が進みます。

塾に通い始めると、子どもたちは「予習と復習、どちらのほうを重視するのがいいか?」という悩みに直面します。

先取りして勉強したほうがいいのか、後から振り返って復習するほうに時間をかけるのがいいのか、ということですね。

このことについて、東大生に話を聞くと、ほぼすべての人から「中学受験においては、予習よりも復習を重視するべきだ」との答えが返ってきました。

なぜなら、まだ小学生の間は、予習は非効率になる場合が多いからだそうです。教科書やテキストを読んで、理解を深めようと思っても、そもそも理解に時間がかかってしまったり、間違った理解をしてしまい、時間をかけた割には効果が出ないのだそうです。

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