婚活連敗の彼が「年収1300万円女性」の心掴んだ技 「何言っているかわからない」と振られていたが
東洋経済オンライン / 2024年4月20日 11時40分
結婚相談所の経営者として婚活現場の第一線に立つ筆者が、急激に変わっている日本の婚活事情について解説する本連載。今回は、年収1300万円の高収入女性と成婚に至った男性の行動から、アラフォーの婚活のポイントについて解説します。
好感度が高いのにお見合いから先に進まない
アラフォー男性の直也さん(仮名)は、勉強家で婚活に対してもとても熱心。私がお見合いやデートのマナーなどを解説した動画20本ほどを、お見合いのたびに1回、デートのたびにまた1回と、合わせて10回以上繰り返し見て、内容を頭に叩き込んでいました。お中元やお歳暮を欠かさず気がよく利く。好感度は抜群です。年収も700万〜800万円と悪くありません。
ところがなかなかお見合いから先に進まない。原因の1つは、まず髪の毛が極端に短く角刈りで、見た目があまり“女性ウケ”するタイプではないこと。「直すべきところがあれば、どんどん指摘してください」と言うので、まずは髪の毛を少し伸ばして自然なスタイルにしてもらいました。髪型が変わるだけで第一印象はかなり変わります。案の定、ヘアスタイルを変えたら別人のように格好よくなりました。
もう1つの原因は、かなりの早口。内容が聞き取れないほどの早口なんです。頭の回転が速いせいかもしれませんが、そのせいでお見合い相手からはいつも「何を言っているかわかりません」と、フラれることもたびたび。
本人は早口の自覚がないので、カウンセリングで「もう少し落ち着いて、ゆっくりしゃべりましょう」と繰り返し指摘。そもそも会話中に、相手の顔が曇っていることに気が付かないことも問題です。
「話をするときは相手の顔色を見て、眉間にしわが寄ったり、顔つきが変わったりしたら、『何かおかしい』と気付けるようになりましょう」とアドバイスしました。
直すべきところを指摘すると、直也さんは素直に改めようとします。その「学ぼう」という姿勢はいいところ。学ばない人の婚活は苦戦します。「俺は年収700万以上ある。そんな俺が今さら何を学ぶ必要があるんだよ」と自信満々の男性もたくさんいます。自分を客観的に見られない、教えていることに耳に傾けない、そういう人の結婚はうまくいきません。
高収入でも「アラフォーだから」と低姿勢の女性
直也さんよりも1歳年上で同じアラフォーの女性・里穂さん(仮名)。直也さんと同じ一流大学卒業で、年収は1200万〜1300万円。ただ、出張や転勤が多いことと、アラフォーという年齢を気にしており「婚活は難しいのではないか」と低姿勢です。
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