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中年夫婦が決断「30→25平米」仰天引っ越しの内情 「6畳1Kの単身者向け」も読めば理由に納得…?

東洋経済オンライン / 2024年4月21日 7時10分

自家用車がないと不便だし(そもそも夫に運転はもう難しく、私はペーパードライバーです)、夫は抵抗力の下がった体で電車に乗って1日がかりで病院に通うことになり、リスクにさらされることになります。付き添いも必要なため私の時間も奪われます。

しかも、住めば住むほど修繕積立費と管理費は上がるのに反比例して売値は下がるため、引っ越しのハードルもうんと上がるのです。地方都市の駅チカ物件など、価値の下がらないマンションもあるのでしょうが、予算が潤沢にないため手が出ません。

「家の向かいにスーパーが欲しい」「徒歩圏内に駅が欲しい」と思っても、住環境は自分たちで変えることはできませんが、狭さは工夫次第で補うことができます。

利便性を享受するために、荷物を減らして小さく暮らす

狭い家で暮らすための大前提として、家の収納スペースに見合う量だけ荷物を持ち、入りきらない分は手放すことが絶対条件です。でも都心ならそれは難しくありません。

豪雪地帯の一軒家に住んでいるなら、食料品や日用品のストックは必須ですが、徒歩数分の距離にコンビニやスーパー、ドラッグストアがある環境なら、ストックは最低限+非常用の予備だけあれば十分です。

買い物が大変だからとまとめ買いする必要もありません。ネットスーパーや生協で生鮮食品を、Amazonや楽天市場で日用品を注文すれば、買い物にいく手間さえなく、買った翌日には欲しいものが玄関まで届きます。

年齢を重ねるにつれて頭の中は昔の思い出が蓄積されていき、記憶力は落ちていきます。つまり、脳のキャパシティは常にぱんぱんです。台所用スポンジや白髪染めのストックがあるかないかなんて、いちいち覚えていられません。

自分の持ち物が把握できていないと「シャンプーの予備あったっけ? なかったような気がするからとりあえず買っておこう」と、勘で買い物をすることになり、どんどんモノが増えていきます。そうすると「ハサミがあったはずなのに、どこに置いたかわからないからハサミを買わなきゃ」ということになり、モノがモノを呼ぶ悪循環の沼が待ち受けているのです。

私は汚実家育ちで、子供時代は常に、ハサミ、耳かき、爪切りを探していましたし、3人家族なのになぜかそれらは4つ以上ありました。大人になってからもそれは変わらず、以前の帰省した際に、洗面所の収納の奥の方に何年も放置され続けているであろう大量の洗剤に交じって、表面にカビが生えたカビ取り剤を発見したことも付け加えておきます。

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