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「7年の婚活」やっと出口見つけた43歳彼女の結末 無料アプリ→結婚相談所で意外な出会いが

東洋経済オンライン / 2024年4月21日 11時40分

7年の婚活を経て結婚した43歳女性。彼女の気づきとはーー(イラスト:堀江篤史)

「年齢を重ねるほど婚活は厳しい戦いになりますよね。好きな映画を観たり音楽フェスに行ったりする時間をすべて費やして、休日は複数のお見合いをやっていた時期もありました。

それでも結果が出なくてしんどかったとき、大宮さんの連載を読んで『こんなに多くの晩婚さんがいるのだから私にも相手がいるはず! 結婚できるはず!』と励ましてもらっていたんです。ときには泣きながら読んでいました。だから、婚活が悩んでおられる方がいらして、私のエピソードが励みになるならと思います」

7年間の婚活を経て、43歳で結婚

大阪駅近くのビストロでこんな嬉しいことを言ってくれるのは、関西地方で任期付きの公務員をしている鈴木聡子さん(仮名、44歳)。つらいことが多かったという婚活は7年間に及んだという。

大手の結婚相談所で出会った秀樹さん(仮名、52歳)と婚姻届を提出したのが43歳の誕生日だった。医療系の企業に勤続30年の秀樹さんが建てた一軒家で快適な2人暮らしをしている。

短大を卒業するまではバスケットボールに打ち込んでいた聡子さん。ハキハキと話し、いかにも健康そうな雰囲気だ。「働くことが好き」だと自覚しているが、就職氷河期だったこともあって勤務先にはなかなか恵まれなかった。

「倉庫会社で正社員をしたときは、男の人たちに交じってフォークリフトを運転して、重い荷物も運んでいました。でも、同僚から『女のくせに』とパワハラされるようになって、上司も守ってくれないので退職しました。勤続10年だったので私にしては長く働けた職場だったのですが……。

当時の私は男の人とはり合ってガーッと言っていましたが、もう少しうまく立ち回れたかもと今では思います。ものは言いようですから。民間でのいろんな経験が生かせる今の仕事は天職だと思っているので、正規職員になるための試験を受けているところです」

そんな聡子さんが婚活を始めたのは35歳のときだった。実家にいた姉が結婚することになり、母親が一人になるので聡子さんが実家に戻った。父親はその数年前に他界している。

いずれ結婚するだろうと思いながら5年近くも交際していた2歳年上の同僚とは破局してしまった。久しぶりの実家暮らしで気が緩んだ聡子さんは「結婚相手ではなく恋人がほしい」という緩めの婚活スタートを切った。

「使ったのはいわゆる恋活アプリです。100人以上とはマッチングして食事に行きました。そのうち3人とはお付き合いしましたが、長続きした人はいません。無料のアプリなので変な人も当然います。露骨に体目的だったり、既婚者だったり……」

アラフォー以降の婚活は、カウンセラーとの相性も重要

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