日本の"あの食材"が「脳疲労」をとるのに超役立つ ムダ思考を減らし「脳を深く休ませる」簡単方法
東洋経済オンライン / 2024年4月26日 8時0分
むしろ 「〜しないといけない」という思い込みが強いと、「今、この瞬間」に意識を集中する邪魔になります。
ずばり、瞑想は「頑張らない」ほどうまくいく。
これまで真面目に頑張ってきた人ほど「時間がない」「続けたくても、続けられない」といって悩むのですが、それもまた、思い込みです。
「なんとなく気持ちいいな」と感じられる瞬間を日常に増やせたら、ずぼら瞑想としては満点です。
ずぼら瞑想は、ずぼらな人でも続けられる瞑想です。
しかし同時に、真面目すぎる人たちが、もっと肩の力を抜くための瞑想でもあるのです。
ぜひお試しください。
なかには「こんなものが瞑想になるの?」と驚くようなものも、あると思います。
例えば、家事です。
家事は、ずぼら瞑想の宝庫です。
お掃除も、靴磨きも、洗濯も、普段は特別に意識を向けることなく済ませている人が多いはず。
でも、たまには「心を込めて」やってみる。
それだけで立派な瞑想になります。
「キャベツの千切り」瞑想も、その一つです。
特別なことは何もしません。ただ、キャベツを切る包丁の感覚に意識を向けてください。
キャベツを断ち切るときのザクザクとした手応えを感じ、まな板をたたくトントンという音を聞きましょう。
「ピーラーでやればもっと早いのに」といった気持ちも忘れて、「キャベツを切る」ことだけに意識を集中します。
家事だけではありません。
コツをおさえれば、どんなものでも瞑想になります。
特に、キャベツの千切りのように 「単純な動作の繰り返し」は、瞑想の効果大です。
納豆をかきまぜるのが瞑想に
例えば「納豆をかきまぜる」あの動作。
私は朝食の際に、よく実践しています。
慌てず、急がず、ただ丁寧に納豆を混ぜていると、頭のなかから言葉が消え、心が澄んでいくのがわかります。
起きてもいない未来を心配することも、変えられない過去を悔やむこともなく、「今、この瞬間」に没頭できる時間です。
また、そうして心を込めてかきまぜた納豆をご飯にのせていただく朝ごはんの、美味しいこと。
同じように、卵を「溶く」、大根を「すりおろす」、ネギを「刻む」、靴を「磨く」などの動作も、心を込めれば、瞑想に変わります。
なぜ、瞑想をすると、こんなにも心が落ち着くのでしょう。
注意容量を奪うと、ムダな思考がへる
心理学の見地からは、「注意容量」というキーワードを使って説明できます。
人間の心は 「考えてはいけないと意識するほど、かえって考えてしまう」 性質を持っています。
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