日本の"あの食材"が「脳疲労」をとるのに超役立つ ムダ思考を減らし「脳を深く休ませる」簡単方法
東洋経済オンライン / 2024年4月26日 8時0分
「グズグズ考えているから動けないんだ、考える前に動け」と言われても難しいのはそのため。
しかし、人間が何かに向けていられる注意の量には限りがあります。
ならば、注意容量を使い切ればいい。そこで、瞑想です。
瞑想によって「今、この瞬間」に意識を向け、注意容量を使い切れば、何も考えずに済みます。
瞑想が注意容量を奪う力は強力です。
私はそれをお寺での修行中に実感しました。
雲水の修行は精神的にも肉体的にもハードです。
私は30歳と少々遅めの入門でしたが、多くの雲水さんは20~25歳くらいの「現代っ子」でした。
修行に耐えかねて「帰りたい」と泣き出す後輩もいました。
それなのに、うつ状態のように心身のエネルギーが枯渇して寝込んでしまう人は、少なくとも私が修行させていただいた3年余りの間は誰もいませんでした。
毎日クタクタになるまで働いて、夜は「布団に入った瞬間に、もう朝」かと思うほど一瞬で深い眠りに落ちる。
これほどの厳しい修行で注意容量を消費していたら、あれこれと思い悩む暇もない、ということなのではないでしょうか。
川野 泰周:臨済宗建長寺派林香寺住職/精神科・心療内科医
恩田 勲:JoyBizコンサルティング代表取締役社長/一般社団法人日本モメンタム協会理事
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