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バビーズ「1900円ブランチ」忖度なしの正直な感想 アメリカの家庭料理を味わえる人気店の実力は…

東洋経済オンライン / 2024年4月27日 7時10分

古き良きアメリカの香りが残るブルックリンスタイルのインテリアの店内は、どこか懐かしくて、早起きしてわざわざ来る意味を感じられるほどおしゃれです。

筆者は斜に構えた人間なので、食べる前は「価格が高いのは店がおしゃれだからだろう。店が混んでいるのは食事がインスタ映えするからだろう」と邪推していたのですが、私の考えは間違っていたと一口食べて確信しました。

早起きしてでも来たくなる、予約してでも食べたい、朝から1650円払ってでも食べる価値があるブランチプレートがここにありました。

甘いとしょっぱいのハーモニーがたまらない絶品ワンプレート

「控えめ」という概念のない、すべてがトゥーマッチなメニューたち。そしてそれが日本ではなかなか巡り合わないタイプのおいしさなのです。家で料理してもこの味にはならない、アメリカのおばあちゃんのレシピ。

たっぷりのバターで焼いたパンケーキは表面はこんがり、中身はしっとり。たまごをたっぷり含んでいる、優しい味がします。たっぷりのハニーシロップをかけていただきます。

そして、スクランブルエッグもバターたっぷり。オレンジに近い黄色の濃厚な卵を絶妙な火加減で仕上げています。パンケーキのハニーシロップが少ししみた部分が、意外にもおいしくて癖になりそうです。

ベーコンはこれでもかというほどカリカリに焼いてあり、もはやジャーキーレベルのクリスピー具合。かむほどに、燻された香りの良いベーコンの旨みが口の中に広がります。

パンケーキと一緒に食べると、甘いとしょっぱい、ふわふわとカリカリのコントラストのある味わいで、足し算のおいしさを満喫できます。

日本でアメリカのおばあちゃんの味を堪能

ソーセージは粗挽きスパイシー。プリっとかパリっとかそういうおなじみの粗挽きソーセージよりもさらに肉感が強く、ミシッと詰まってもちもちした食感です。

こう書くと「あんまりおいしくないんじゃないの?」と思われてしまいそうですが、さにあらず。ぶつ切りにした肉を詰めたような素朴な味わいで、かむほどにおいしさが口のなかに広がる、今まで知っているソーセージとは違ったおいしさがありました。

ホームフライは、皮付きのじゃがいもをカリッと焼いて、粗くマッシュしてありました。一緒に小ネギがちらしてあります。バターと塩とこしょうのシンプルな味付けのはずなのに、何か気付けない隠し味があるのか、日本のじゃがいも炒めとは一線を画したアメリカの味がします。

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