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「時間が足りない」と悩む人が抱える根本的原因 「役割の時間」に時間をとられすぎている

東洋経済オンライン / 2024年4月29日 8時0分

起きてから家を出るまでの準備時間を、4つの時間に仕分けするとどうなるでしょうか。

たとえば「顔を洗う」時間。この時間は多くの人にとっては目を覚ますとか、顔を清潔にするといった「役割の時間」です。でももし顔を洗うことを「喜び」に変換できれば、「幸福の時間」になります。

以前、森林に囲まれた場所でキャンプをしたことがあります。起床して、キャンプ場を流れているきれいな小川で顔を洗った時。

「超気持ちいい~!!」と声が漏れました。最高の「幸福の時間」でした。

洗顔の時間が、4つの時間のどれになるかが決まっているわけではありません。洗顔をどの時間にしたいかは、自分の思考と行動で変えられるのです。

何もキャンプにまで行かなくても、意識を変えることで「幸福の時間」をつくることができます。

たとえば、顔を洗う時。洗面台に香りのいい石鹸やアロマオイルを数種類用意して、その日の気分で使い分けてみる。香りに癒され、いい気分になれますよね。

こんな感じで、工夫次第で「役割の時間」を「幸福の時間」にというように、その時間がどんな時間なのか、時間の意味を変えられます。

コーヒーを飲む時の場合は?

コーヒーを飲む時も同じです。ただなんとなく眠気覚ましに飲むだけなら「役割の時間」、または無意識に過ごしている「浪費の時間」かもしれません。

でも、コーヒー豆を数種類用意して、毎日違う豆で淹れる。そこまでは面倒という人は、コーヒーカップをいろいろ用意して、気分に合わせて選ぶ。

喫茶店でもカップを選ばせてくれる店がありますが、選ぶ楽しみがコーヒーの時間を「幸福の時間」に変換してくれます。

そこまでするのが大変ならば、コーヒーに集中するだけでもいいと思います。コーヒーを淹れる時、飲む時に、香りや味に集中する。これだけでも時間がきっと変化します。

柿内 尚文:編集者

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