ECビジネスで成功する人・失敗する人の決定的差 「コンビニやDS」で手に入らないモノに商機あり
東洋経済オンライン / 2024年4月30日 16時0分
日本の地方企業からは、世界がときめく商品・サービスが数多く生まれています。日本の各地域にはそれぞれのポテンシャルがあり、「そこでしか生み出すことのできない価値」にあふれています。
一方で、戦後の政策ともあいまって、経済の機能は首都圏に集中し、人口も同じく首都圏に集っています。そして、多くの地方企業が、人材やIT活用のノウハウの不足、資金調達の難しさ、人口減少や過疎化による商圏の縮小、高齢化による後継者問題など、数多くの課題を抱えています。
しかし、その解決方法はすでに示されています。『LOCAL GROWTH 独自性を活かした成長拡大戦略』(クロスメディア・パブリッシング)では、4人の著者が専門的な知見から、地方企業の成長に必要なノウハウを語っています。
日本にあるすべての企業が、自社の持つ価値を発信できるようになる。そして、日本中、世界中に暮らす人たちに、自慢の商品を届けることができるようになる。洗練されたサービスを通して心ときめく体験を提供し、そこに日本中、世界中から人が訪れるようになる。
「地方発全国、日本発世界」の企業が、この国に1つでも多く生まれていくためには、何が必要なのでしょうか。
ECにはどんな商品が向いているか
ECの黎明期は、商品の独自性が高く尖っているものであったり、価格帯が高額なものであったり、消費者の悩みに直接的にアプローチできたりするものが向いているなど、一定の傾向が見られました。
しかし、現在のECにおいては、商品の向き不向きがそこまで顕著に現れることがなくなってきているのではないかと思います。
強いていえば、「ここで買う理由」を作りやすい商品・サービスが向いているでしょうか。希少性の高いものや、特定の人の課題解決につながるものです。
たとえば「極小ロットでしか生産されない幻の日本酒」は、味と希少性で購買欲に訴えることができます。あるいは「劇的に薄毛を改善できる自社開発の育毛剤」は、特定の人の課題を解決することができます。また、定期的な購入が見込めるため、LTV(Life Time Value:顧客生涯価値)も伸びやすいというメリットもあります。
いずれも「ここで買う理由」を作りやすい商品・サービスです。このように商品やサービスとニーズをマッチさせることができれば、それだけで売れていくでしょう。
ほかにも、写真や動画といったインターネットの特徴を活かしやすい商品やサービスもEC向きです。
この記事に関連するニュース
-
ソニー半導体「27歳営業リーダー」の仕事術 なぜストーリー作りを重視するのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月6日 11時34分
-
日本人が大好きな衣料品セール 安く買うのが難しくなる理由とは
ダイヤモンド・チェーンストア オンライン / 2024年7月1日 20時59分
-
人手不足と人口減を打破し、年商3~10億円をつくりあげる!地方中小食品メーカー限定の直販比率を拡大させるビジネスモデル導入サービスを開始!D2C×B2Bモデル。
PR TIMES / 2024年6月28日 18時15分
-
EC特化型のCRM・MAツール「アクションリンク」にワンクリックで顧客分析ができる「鉄板レポート(R)︎」を追加しました
PR TIMES / 2024年6月21日 14時45分
-
身の回りにある非売品が購入できる!?マッチングプラットフォーム「ブルック」の仕掛け人に聞く
ITライフハック / 2024年6月10日 13時0分
ランキング
-
1知っていたらもっと早く仕事を変えたのに…65歳以上も働き続けることで減額されてしまう「年金の落とし穴」
プレジデントオンライン / 2024年7月5日 9時15分
-
2ソニーが録画用ブルーレイディスク生産終了へ、光ディスクの記録メディアから完全撤退「市場が縮小」
読売新聞 / 2024年7月5日 18時12分
-
3「楽天ブラックカード」これまで招待のみだったが、申込受付を開始 特典は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年7月5日 13時7分
-
4愛・地球博から約20年“夢の道路の続き”ついに動く 「名古屋瀬戸道路の“側道”」東名の南側へ
乗りものニュース / 2024年7月6日 8時12分
-
5妻に先立たれた65歳、年金約17万円・おひとり様シニアを襲う<老後破産へのカウントダウン>
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月3日 9時0分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください