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「幸せの先送り」をついしてしまう人の共通点 「やらなければいけないこと」を優先してしまう

東洋経済オンライン / 2024年4月30日 11時0分

果たしてがんばって達成することは幸せなのか? そう気づいてしまって以降、考え方を大変換しました。

やっていることそのものが楽しい、うれしい、幸せだと思えることにできるだけ時間を割こうと決めたのです。

もちろん、だからといって「やらないといけないこと」を放棄したわけではありません。

「やらないといけないこと」をまずは「やって楽しい」に変換できないかを考えるようになったのです。

変換できないか考えるだけでも、時間に対するとらえ方が大きく変わりました。明らかに「幸福の時間」を増やすことができたのです。

目的の変換をすると時間の価値も変化する

「やらなければいけないこと」を「やりたいこと」に一気に変換するのは難しいかもしれませんが、徐々に変えていくことは可能です。

それは、毎日「小さな変化」をしていくことです。小さな変化を続けていくことを「時間複利の法則」と僕は呼んでいます。「複利」とは投資や預金などで使われる言葉で、投資で得た利子を元本に組み入れていく計算方法です。これにより利子がプラスされて投資のもとになる金額が増え、同じ利率で利益が出た場合、金額はどんどん大きくなります。

自分を変えていく時も同じことがいえます。

「元の自分+変化した自分」がベースになっていくので、どんどん変化の度合いが増えていきます。

たとえば、やりたいと思ってやっていた仕事が、だんだん義務感だけで行うものになってしまった場合。

今の仕事の中に「興味が持てる部分」「おもしろいと思えそうな部分」「好きな部分」を見つけて、1日10分だけでもその時間を「楽しい」「おもしろい」「興味が持てる」という意識で仕事に取り組んでみる。

そして、その10分を徐々に20分にしていく。もしくは10分を複数回実施する。10分のままでも大丈夫です。

このように、毎日の中に「小さな変化の時間」をつくり出し、その時間を積み重ねることで「大きな変化」につなげていきます。これが「時間複利の法則」です。

小さな変化をつくるためには、意識的に目的を変換することも有用です。
僕も目的を変換することで、小さな変化を起こして苦手を克服できたことがあります。

苦手だった会食が変わった

以前は、仕事での会食が苦手でした。理由は会食を「仕事の手段」と考えていたからです。

仕事のためにその人と近づきたい。そのために食事に行く。こういう考えでいた時は、会食は楽しめない時間でした。いくらおいしい料理を食べても、味をあまり感じませんでした。

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