1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

『silent』手掛けた敏腕P「企画書は見た目が9割」 わかりやすくできないなら企画自体を捨てよう

東洋経済オンライン / 2024年5月1日 13時30分

5ページで表現できないような面白さも世の中にはあるのでしょうが、簡単な説明で伝わらないものは、作品が完成しても結局は伝わらない、と僕は思っています。なので、企画書を作る時には、分かりやすくできないなら企画自体を捨てる、面白い企画書にならないのであれば中身もきっと面白くない、そういう感覚で作っています。

AIはエモい企画書を作れるのか?

企画書はラブレター。

ご多分に漏れず、うちの会社でも少し前にChatGPTが話題になったのですが、同僚の中には試しにChatGPTに企画書を作らせた人もいました。その同僚によると「ChatGPTはそれなりにいい企画書を作ってくるけど、エモさがない」とか。エモさがない、というのは、情熱がないとか、この企画を実現したいという“想い“が伝わらないとか、色々ありますが、とにかくエモさがない、と。「こういう気持ちの部分は、やっぱりAIにはできないんだな」とその同僚は納得していました。

AIと張り合うわけではありませんが、僕の企画書にはそういう“想い”はかなり乗っていると自負しています。「絶対にこれをやりたいんです!」とか「必ず当てます!」とか、そういう気持ちで企画書の隅々まで埋め尽くされている。

企画書はラブレターみたいなもので、自分の“想い”を相手に伝える場です。人の“想い”は、企画書を作った人から企画書を見る人へ、ちゃんと伝わっていくものだと信じています。だから、伝わるように書いた方が、絶対にいい。そう思っているから、僕は、AIには企画書作りを任せないし、自分と同じようなエモい企画書はAIには作れないはず!と思っています。

村瀬 健:テレビプロデューサー

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください