1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

東大合格導く駿台講師語る"頭よくなる思考法" 地理の学習を通して日常の思考力を鍛える

東洋経済オンライン / 2024年5月4日 13時10分

宇野:いいところに目を付けましたね。答えは「花」です。5月の母の日、8月はお盆、3月と9月はお彼岸と、決まったイベントがあるから、花の値段が上がるんです。このように日本は年中花の需要があります。赤道近くであれば、気候の変化が年間を通して乏しく、花を安定的に供給することができます。だからこそ、ケニアやエクアドルでは花の栽培が盛んなのです。

西岡:これも「なぜ」を問うことで答えが導けるものでしたね。

暗記ではなく、ロジックを理解する

宇野:そうです。ただ、勘違いしないでほしいのは、今の問いから学んでほしいのは「ケニアでは花が栽培されている」という事実ではなく、「なぜ赤道が通る国では花が栽培されるのか?」「それはなぜか?」というロジック・過程なのです。

問題を解くために必要最低限の知識は必要ですが、その知識を基に「どのような考え方ができるのか」が大切です。特に、最近の共通テストの傾向などを見ていると、結果ではなく過程をフォーカスする動きがあると思っています。

西岡:この前、宇野先生は共通テスト対策の参考書を出版されていましたが、こちらも「結果」よりも「なぜそうなるのか」のほうに重点が置かれた構成になっていて、驚かされました。やはり自分たちが受験生だったころのセンター試験対策とは若干毛色が違ってきているんだな、と。

宇野:まさにそうです。結果ではなく、過程の部分をしっかりと理解し、納得するための思考を働かせることが、これからの入試において、またこれからの時代を生きるうえで重要になってくると考えています。

受験勉強や、子供への教育など、西岡壱誠さんへの質問を募集しています。こちらの応募フォームからご応募ください。

西岡 壱誠:現役東大生・ドラゴン桜2編集担当

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください