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ベローチェ「500円モーニング」の奥深いこだわり 小さな配慮が行き届いた、絶妙な朝食がここにある

東洋経済オンライン / 2024年5月4日 7時20分

オーダーカウンターのショーケースには、惣菜パンやサンドイッチが並んでいるのですが、「ブリオッシュクリームパン」が税込220円、「苺ジャムサンド」が税込150円、「厚焼き玉子サンド」が税込280円など、価格設定は全体的にお手頃でした。

ベローチェは、イタリア語で迅速という意味なのですが、店名に偽りなし。注文して3分ほどでこんがり焼いたトーストサンドが出来上がりました。喫茶店とファストフードのいいとこ取りをしたような、安くて早いカフェチェーンなのです。

「具沢山で熱々のできたてトーストサンドがこのスピード感で出てきて、ドリンクとセットで500円ってすごいなぁ」と感心しきりの見事なオペレーションにより、忙しい朝でも気軽に利用できます。

カフェ・ベローチェのトーストサンド

トーストサンドは2種類。「とろ~りチーズ&ツナ」は、耳付き食パンに、ツナ、チェダーチーズ、サラダほうれん草をサンド。こんがり焼き上げてあり、パンはカリッ、チーズはとろ〜り。食パンにそこそこ厚みがあるので、大きな口でかじりつきました。

ツナは酸味控えめのマヨネーズであえてあり、ふわりとマスタードが香ります。ケチらずもりもりにサンドされているのが嬉しい。チェダーチーズはこっくり濃厚で、たっぷりツナとの相性も抜群。ほうれん草で味の変化をつけておいしさがアップ。味わいはまろやかだけどボリューミー。

折り重なるようにサンドされたロースハム

もうひとつは「とろ~りチーズ&ハム」。こちらは、ロースハム、モッツァレラチーズ、サラダほうれん草をサンドして焼き上げています。ロースハムは1枚ペラリと入っているのではなく、折り重なるように層になって挟み込まれているので、噛むとじゅわっとハムのジューシーさを味わえます。

そしてチーズは、みずみずしくさっぱりとしたモッツァレラチーズ。パンにはトマトソースが塗られていて、クセがなく優しい味わいです。裏側は網の焼き目がこんがりついていました。

撮影の際は外しましたが、食べやすいようにワックスペーパーで包んで提供されます。慌ただしい朝でも片手で食べやすく、手を汚さずに食べられるので、ありがたい限りです。こういう心遣い、何気ないけど響きますよね。

安価なトーストサンドに使用されているチーズは、一般的にはプロセスチーズが多いと思うのですが、チェダーチーズとモッツァレラチーズの2種類のチーズを使い分けてくるあたりに、「カフェ・ベローチェ」のこだわりを感じずにはいられません。

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