1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

ベローチェ「500円モーニング」の奥深いこだわり 小さな配慮が行き届いた、絶妙な朝食がここにある

東洋経済オンライン / 2024年5月4日 7時20分

サラダチキンのカイザーサンド

最後の1種類がカイザーサンドです。バンズに使用されているのはカイザーパン。オーストリアの代表的なパンで、皇帝カイザーの王冠の形に似ていることからこの名前がついたそう。石窯で焼き上げているため、表面の皮が薄くてパリッ、なかは水分たっぷりでもっちりと、豊かな食感を楽しめます。

具材はほぐしたサラダチキンとトマト、フレッシュリーフ。チキンは胸肉を使用しており、脂質が少ないため、ヘルシーでダイエット中の人でも罪悪感が少なめ。さっぱりした味なので、食欲のない朝でもぺろりといけそうです。

セットドリンクは、ブレンドコーヒーと、アイスレモンティーを選びました。ブレンドコーヒーは、ブラジル、コロンビア、グアテマラなどの豆をバランスよく配合したこだわりの1杯。

酸味を感じる軽やかな味わいながら、香りが良くコクもあり、コーヒー好きでも文句なしの完成度です。「カフェ・ベローチェ」は、カフェチェーンの中では、安めの価格設定のお店なのですが、味はさすがのC-United系列。多くの喫茶店チェーンを展開している会社だけあり、本格的なコーヒーを提供しています。

アイスレモンティーも渋みを控えた軽い飲み心地。鼻に抜ける紅茶の香りは華やかで、物足りなさはなく飲みやすい、カジュアルな仕上がりです。「軽くお茶したい」「ちょっと一息つきたい」そんなユーザーのニーズにばっちり合った、変に個性を追求したり格式ばったところがない、肩の力が抜けたおいしさで、絶妙なバランス感に脱帽です。

おしゃれじゃないけどダサくない!絶妙な居心地の良さ

筆者が利用した店舗は100席以上ある大型店。低価格帯のカフェチェーンは、テーブルのレイアウトが窮屈だったりしがちですが、このお店はゆったりとした席間隔が設けられています。インテリアも高級店とはいかないもののチープな印象がなく、どの椅子も座り心地は上々です。

スタバのようなおしゃれさはないのですが、だからこそ幅広い年齢層が肩肘張らずに利用できる、気軽さや居心地の良さにつながっている気がします。カウンター席にはコンセントもあり、無料Wi-Fiも完備。店の奥には喫煙ブースも用意されていました。

「設備の整った居心地の良い重瀬で、ワンコインでモーニングセットが食べられるというのは、かなりお得感あるなぁ」というのが素直な感想です。オフィス街にあるため、平日は常に混雑しているのですが、休日かつゴールデンウィーク中のおかげで、店内は広々としていました。窓際の席に腰掛けて、ガラス越しの景色を眺めながら、ぼーっと過ごす朝もなかなか良いものです。

編集部注:本記事に登場するメニューの価格は、すべて取材時点のものです。昨今の円安、原材料高騰などの影響を受けて価格が改定されている可能性があります。また、店舗によってモーニングの値段・内容は異なる場合があります。

大木奈 ハル子:ブロガー・ライター

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください