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激狭キッチンが「鬼の断捨離」で便利に変身のワケ 道具よりも空間を増やせば使い勝手は上がる

東洋経済オンライン / 2024年5月5日 7時40分

湯沸かしポットはもともと買ったことがなく、「コンロでお湯を沸かせばいいし、魔法瓶を使えば電気代もかからない」と思っていたし、実際に不便なく暮らせていたのですが、家族の生活スタイルが変化。

夫が病気により手指が不自由になったため、ガスコンロを使うのがリスクになったのと、脱水しやすくこまめに水分を補給する必要がでてきました。当初はウォーターサーバーの導入を考えたのですが、家が狭く設置スペースが確保できないため、「キューリグ」というカプセル式のコーヒーメーカーを買いました。

食器棚の隙間にすっぽりと収まるサイズ感なうえに、待ち時間1分ほどで、コーヒーだけでなく、紅茶や日本茶などをすぐに飲めます。カプセルなしで使用すれば白湯が出てくるため、ティーバッグを淹れたり、粉末タイプのスープを飲むなど、応用も利いて重宝しています。

9点セットで購入したティファールの鍋とフライパンも、使わないものは処分しました。鍋も2つあったのですが、ホーロー製のキャセロールをプレゼントしてもらい、そちらのほうが料理がおいしく作れるので2つとも手放し。

鍋とセットのガラス蓋や保存蓋も処分しました。9個セットで今も残っているのはフライパンだけ。ほぼ毎日活躍してくれています。いろいろな種類の鉄板がセットになったホットプレートもあるのですが、使用頻度の低い波型プレートは手放してしまいました。

「大家族で1回の食事作りに鍋を3つも4つも使う」とか「料理が趣味でいろいろな調理器具が必要」というなら、フライパンや鍋がたくさんあってしかるべきだと思うのですが、我が家は2人暮らしで、コンロは2口だけ。たくさんあっても使いこなせないし、使用する調理器具って意外と偏るので、使わないものは処分しちゃっても不便はないのです。

道具より、空間を増やすほうが料理がしやすくなる

新婚の時にイケアで買ったスプーン・フォーク・ナイフが5本ずつ揃ったカトラリーセットも、料理の時に調理器具としても使用するスプーン以外はフォークとナイフ2本を残して断捨離しました。

来客があったとしても小さな家です。お茶やちょっとしたお菓子は出しますが、カトラリーを必要とするような食事をすることはまずない。というか、そんなスペースがない。万が一必要になったら、使い捨てのものを用意すればいいのです。「いつかいるかも」という曖昧な未来のために使わないものを持ち続けていたことに、最近やっと気づきました。

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