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サイゼ1号店「悪評だけだった」意外すぎる始まり 「わけのわからないものを出しているらしい」

東洋経済オンライン / 2024年5月7日 13時30分

あなたは、この世界の中心ではない──このことを受け入れたとき、初めて、あなたの人生やビジネスは、幸せになる方向へと動き出していくことでしょう。

それは、「自分中心」から「人のため」へのシフトです。現代でも、「相手の立場」に立って考えなさいとよく言われますね。でも、それほど難しいことって、実はないんです。

紛争を長年続けている国同士なんて、視点を変えることが双方にとって難しすぎて、議論も対話ももはや成り立たないわけでしょう。では、いったいどうすれば、相手の立場に立った「見方」へと変えられるのでしょうか?

私がたどり着いた結論は、考えを真逆にしてみること。

いくら頭でわかっていたとしても、人間は自分中心の「天動説」で見てしまうもの。それを承知のうえで、自分の考えを真逆にしてみると、正しくなることがよくあります。

平らに見えたこの地球は本当は丸いし、2万㎞先にいる人は、実は上下さかさまになっている。そういうものなのです。

自分が「正しい」と思うことは、たいてい「間違っている」。

自分が「間違っている」と思うことが、意外と「正しい」。

「自分の考え」にこだわりすぎないで、これくらい柔軟に構えておけばいいのです。すると、自分中心の殻から抜け出し、正しい方向へと進むことができます。

私自身もサイゼリヤの視察をしているとき、ふと「つくる側」「売る側」の立場で見ていることに気づきます。こんなに何度も「人のために」と、あちこちで言っているにもかかわらずです。

人間は不完全なのですから、そんなものです。そんな弱さも含めて、自分が大したことのない愚かな人間だと思っておきましょう。

そうすると自分の考えに固執しないですむので、「あ、自分中心になってしまっていた」とすぐに気づいて、「人のために」と切り替えていくこともできるのです。

正垣 泰彦:サイゼリヤ創業者

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