1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. ビジネス

超希少「データ人材」本気で育成する現場のリアル 滋賀大学、資生堂の現場を訪ねてみた

東洋経済オンライン / 2024年5月8日 10時40分

具体的な人材育成の方法にも工夫が見られる。「Define」「Discover」「Develop」「Deploy」 の4つをフレームワークとする独自の「4Dサイクル」というものを構築、これにそって計画的に人材育成を実施している。

この4Dサイクルを回しながら、同社が掲げるKPIとの照合を行い、ギャップがある場合はディベロップ研修を行う。資生堂インタラクティブビューティーの企画管理部人事・総務グループの坪根雅史グループマネージャーは

「研修後、得た知識をどれだけ実務に還元できるかがカギとなるため、4つめのDeployが重要です」と話す。

社員の給与は①ライフプラン手当②基本給③SPA(スキルプレミアムアロワンス)の3つにより決まるが

「データサイエンス人材はマーケットの報酬状況を見つつ当社の処遇がCompetitiveになるよう設計しています。結果的にですが、一般的な職種の人と比べると年収が50万円から100万円上がるようになっています」(担当者)

優秀なデータサイエンス人材はどこの企業も欲しいところ。しかし、自分の力が発揮できそうもないフェーズ1の会社では、求職者に魅力的とは映らない。スキルアップの制度とやりがい、給与の三拍子揃った会社には、今後も良質な人材が集まりそうだ。

宮本 さおり:フリーランス記者

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください