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育休から復帰「上司とのズレ」にデスクで泣く日々 仕事は手詰まり状態、転職したほうがいいのか

東洋経済オンライン / 2024年5月8日 12時20分

その前提で、できる限りの工夫や努力をしてみるのがよいでしょう。

仕事において結果を出すためには、ご自身の能力や経験・スキルと、その場の環境がマッチしていることが大切です。

どんなに優秀なヒトでも、どの職場や環境でも活躍できたり、結果を出せるというものではありませんし、反対にとある職場で結果を出せなかったとしても、環境を変えることで芽が出る場合もあります。

つまり、仕事において結果を出すための方程式は、「自分自身×環境」という方程式であり、現状を抜本的に変えようとすれば、その双方に働きかける必要があります。

転職を希望するヒトの中には、現状の仕事や職場に対して不満があったり、または結果が出せないときに、転職が唯一の解決策だと思うヒトがいます。

しかしながら転職というのは、いわば先ほどの方程式でいうと「環境」という要素のみの変化で、結果を変えようとする試みです。

その場合、もちろん環境が変わって成功したというケースもあるのですが、転職からしばらくすると、また前職時代と同じような不安や不満を抱えるようになります。

なぜなのでしょうか。

環境を変えただけでは結果は出せない

それは、環境を変えただけで、自分自身が変わっていないからです。

結果を大きく変えようと思ったら、方程式の片方だけではなく(上記の例で言うと環境という要素)、双方に働きかける必要があります。つまり、自分も変わるし、環境も変える、ということですね。

自分が変わるというのは、仕事のやり方を変えてみる、人間環境の構築手法を改めてみるとか、または新たなスキルの取得をする、といったことです。

環境を変える、つまり転職をする、というと、非常に大きな変化ですから、その大きな変化を遂げたことによって「何かを成し遂げた」感を持ってしまい、満足してしまうヒトは非常に多いです。

大きな行動をすることで安心し、大きな変化があったことで、仕事の結果や成果も出せると錯覚してしまうのです。

しかしながら、繰り返しですが、抜本的な変化を求めるのであれば、やはり方程式の双方を変える必要があります。

そして順番としては、環境を変える前に、自分自身を変えてみる、ということが大切です。

なぜならば、自分自身を変えるほうが、環境を変えるよりも容易ですし、もっというと、自分自身の成長にもつながるからです。

あれこれと変えてみたけど、やっぱり変わらない、という場合は、いよいよ環境のほうへアプローチしてみましょう。

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