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家事しながら「脳疲労」もとれる"意外なロボ家電" 「集中力がなくて、何も手につかない」の改善法

東洋経済オンライン / 2024年5月10日 9時0分

欧米の企業がマインドフルネスに着目したのは、このあたりに理由があります。

グーグルは「瞑想ルーム」を本社オフィスに設け、従業員が仕事の合間に瞑想できるようにしました。

仕事の合間に、瞑想を組み込む

誰しも、同じ集中力でずっと働き続けることは困難ですが、瞑想を仕事の合間に組み込めたなら話は変わります。

それは 「仕事しつつ休み、休みつつ仕事をする」 ようなもの。

マルチタスクを続けながら、バーンアウトすることなく集中力を維持できるかもしれません。

職場における瞑想の効果を、数字で示した企業もあります。

ヤフー株式会社では2016年から、7週間のマインドフルネス・プログラムを延べ1500名以上の社員に提供したところ、「プレゼンティーイズム(出社してはいるものの健康上の問題によって業務効率が落ちていた状況)」の数値が平均約20%改善したことを報告しています。

うち週3日以上瞑想を実践した人では約40%改善したということですから、その効果は計り知れません。

また、保険会社のエトナは「マインドフルネスセンター」をつくり、1万3000人以上の社員にマインドフルネス研修を実施しました。

すると社員のストレスは3分の1に減り、1人あたりの生産性が年間3000ドルも高まったといいます。

ずばり、先延ばしグセがマインドフルネスで改善することを示した研究もあります。

香港教育大学で行われた研究によると、339人の大学生を対象に6カ月間にわたってアンケートを実施したところ、マインドフルネス傾向のレベルと先延ばしグセに、反比例の関係があることがわかったのです。

つまり、マインドフルネスの傾向が高いと先延ばしグセの傾向が低く、マインドフルネスの傾向が低いと先延ばしグセの傾向が高いということ。

また、マインドフルネスレベルを向上させると、先延ばしグセ傾向が減少することもわかりました。

「また、先延ばしグセが出そうだ」と思ったら、その場で瞑想しましょう。

集中力、判断力が向上し、行動の邪魔をしていたネガティブな想念も消えて、「今、この瞬間」やるべきことに意識を向けられます。

では、どうすればマインドフルな状態になれるのでしょうか。

脳疲労をとり、集中できるようになる簡単ワークを紹介します。

スマホを置いて「10分散歩」

スマホは、マインドフルネスの「天敵」といってもいいかもしれません。

暇さえあればスマホをいじり、食事も会話もスマホを見ながら。

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