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「17歳下の妻」と結婚した51歳男性の"意外な変化" 年収数千万の彼と、高1娘がいるシングルマザーが結婚

東洋経済オンライン / 2024年5月12日 13時0分

他人から誤解されやすいのは和久さんも同じなので、似た者夫婦なのかもしれない。だからこそ、お互いに許し合えているのだろう。

和久さんのほうも結婚後に嬉しい発見があった。夜勤もある奈津子さんが家事の8割をやってくれて、作る料理がとても美味しいことだ。

「こんなに家事ができる人だとは思いませんでした。夜中に働くのは大変だと思うので、もっと規則正しく働ける職場への転職を勧めているところです」

子作りに関しては、それぞれ不妊症の検査を受けようと話している段階だという。子作りが最優先課題だったはずの和久さんにしては行動が遅い。婚約前にブライダルチェックを受けてもおかしくない事例なのに、和久さんは「子どもができなかったときは仕方がない。特別養子縁組という道もある」とトーンダウンしている。奈津子さんの連れ子を含めた家族だんらんですでに幸せを感じられているので、実子は「できたら嬉しいけれどいなくても仕方ない」という心境に達しているのかもしれない。

結婚のきっかけや動機は保身や打算でも構わない。大切なのは、結婚後の共同生活に意外な美しさや安らぎを見出すことだ。そんな暮らしをともに送れる相手に感謝して思いやることが夫婦の愛なのだと思う。

本連載に登場してくださる、ご夫婦のうちどちらかが35歳以上で結婚した「晩婚さん」を募集しております(ご結婚5年目ぐらいまで)。事実婚や同性婚の方も歓迎いたします。お申込みはこちらのフォームよりお願いします。

大宮 冬洋:ライター

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