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「待遇に満足な社員」が会社を辞めてしまう真因 なぜ互いに「相思相愛」の関係が築けないのか

東洋経済オンライン / 2024年5月13日 8時30分

リンクアンドモチベーションでは、エンゲージメントを左右する要因を「4P」という形で以下の4つに分類しています。

▼Philosophy(目標の魅力)…企業の理念や経営計画、成長性など
▼Profession(活動の魅力)…仕事内容ややりがい、商品・サービスなど
▼People(組織の魅力)…経営陣や仲間、組織風土など
▼Privilege(待遇の魅力)…給与や福利厚生、労働環境など

どの「P」でエンゲージメントを高めるのか

このうち、Privilege(待遇の魅力)はハーズバーグの二要因理論で言うところの「衛生要因」に当たります。

これが整備されていないと従業員の不満足を生んでしまうため、Privilegeを無視することはできません。

他の3つのPは「動機づけ要因」であり、これらを高めることがエンゲージメント向上につながります。ただ、企業のリソースは有限なので、3つのPをすべて高めるのは現実的ではありません。

サーベイの結果を踏まえながら、「どのPでエンゲージメントを高めるのか」を決めて、そこに注力するのがポイントです。

※後編は5月14日(火)に配信予定です

著者プロフィール
田中 允樹(たなか まさき)
株式会社リンクアンドモチベーション 中堅・成長ベンチャー企業向けコンサルティング部門責任者。慶應義塾大学卒業後、モチベーションをテーマにしたコンサルティング会社、リンクアンドモチベーションに入社。大手企業から中堅・ベンチャー企業まで幅広い顧客の組織変革を成功に導く。従業員エンゲージメント向上サービス「モチベーションクラウド」の立ち上げ、拡大を牽引する。
https://www.motivation-cloud.com/

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