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ヒット連発「Netflix」企画で"一番大事にする事" 「シティーハンター」はSNSでも大きな話題に

東洋経済オンライン / 2024年5月13日 11時30分

「新宿・歌舞伎町は『シティーハンター』のアイコニック的存在であり、主役といっても過言ではないほどです。歌舞伎町でのロケは何としても実現したく、かなり時間をかけて、地元と丁寧にやりとりを進めてきた結果、快く受け入れていただきました。これまでにも歌舞伎町で撮影した映画はありますが、それらをしのぐ、異例の規模になっています」

インバウンド観光需要の高まりとともに、歌舞伎町は外国人観光客でにぎわっている。そんな日本を代表する繁華街を映画でフィーチャーするのは、作品にとっても、街にとってもメリットが大きいだろう。

「歌舞伎町で撮影をしたい作品は多いのに、撮影できないのはとても悲しいこと。本作をきっかけに、歌舞伎町での撮影が増えたらうれしいです。撮影環境を含めて、日本の映像業界がよりクリエイティブに発揮できる環境になっていってほしいという思いがあります」

徹底的に作品と向き合い続ける髙橋氏の映像業界歴は長く、岩井俊二監督の映画制作会社・ロックウェルアイズで劇場用映画、CMやミュージックビデオ、ドラマなどの映像作品のプロデュースを8年ほど手がけた後に、日活に移籍した。

日活では、それまでと同様の映像作品を手がけながらも、バラエティや音楽ドキュメンタリーなど仕事の幅を広げた。

日活からNetflixに移籍した

「その頃ですね。Netflixのオリジナルコンテンツの規模感やエンターテインメント性に衝撃を受けたのは」

日本映像製作の常識の範疇にとどまらない企画性、日本だけでなく海外の観客にも作品が直接届くグローバルプラットフォームであるNetflixを次のステージとして一歩を踏み出した。

髙橋氏がNetflixで手がけてきたのは、脚本開発などの企画立案から、製作プロデュースに至るまでの、映像コンテンツ製作全般だ。

2020年の入社からすでに『浅草キッド』『ゾン100〜ゾンビになるまでにしたい100のこと〜』『地面師たち(2024年世界独占配信予定)』『極悪女王(2024年世界独占配信予定)』などの映画やドラマから、『LIGHTHOUSE』『トークサバイバー!』といったバラエティ、日米韓チーム共同プロデュースの『ONE PIECE』など話題作を多くプロデュースしている。

髙橋氏に、Netflixとそれまでの日本の映像会社との仕事の違いを聞いてみると、「視聴者から楽しんでいただけるのであれば、前例のない、見たことも聞いたこともないような企画でも、背中を押してくれる環境が大きい」と語る。

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