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慕われるリーダーを目指すなら「表情筋を鍛えよ」 部下から「嫌われた」上司が実践したこととは?

東洋経済オンライン / 2024年5月14日 8時40分

そこで心掛けたいのが、メンバーの良いところを見つけてフィードバックすること。

そのためにはメンバー1人ひとりを、日ごろからよく観察する必要があります。

人は、他人のできていないところや欠点などに目がいってしまうものです。もしあなたが、「人のいいところやできている部分など、ポジティブな要素を見つけるのは苦手」だと思っているとしたら、それは当然のこと。だから安心してください。

そういう意味では、常に笑顔でいるのと同様に、人のポジティブな要素を見つけるのもまた、努力を続けているうちにできるようになります。

「こういうところがこの人の良いところだな」と気づいたら、すかさず本人に、自分の言葉で伝えるようにしましょう。

それと同時に、ネガティブな言葉は使わないように心掛けます。ですから、メンバーに対して、「そういうところがダメだよね」「それができていないよね」などと良くないところやできていないことを指摘するような“ダメ出し”はしません。

もちろん、リーダーという立場にある以上、メンバーに対して時には伝えにくいことを伝えなければならない場合もあります。そういうときには、どのような言い方をすれば相手が受け入れやすいのかを十分考えます。

どんなこともポジティブワード

基本は、「どんなこともポジティブワードに変換」です。

たとえばメンバーに対して、「この人は他のスキルに比べてコミュニケーションスキルが低い」と感じたとしても、それをそのまま本人に伝えたりはしません。

「あなたはコミュニケーションスキルをもっと磨くと、今よりさらに仕事の幅が広がりますね」と、ポジティブな表現へと変換して伝えるようにします。

メンバーに対してネガティブな言葉を言わないようにするには、仕事の場だけでなくプライベートも含めて、日頃から自分でもできるだけネガティブな言葉を使わないようにするのが有効です。

たとえば「園部さん、忙しそうですね?」と聞かれても、「いえいえ、充実していますよ」と、笑顔でポジティブなワードに変換することを意識してます。

あなたが誰かに話しかけたいと感じるとき、それはどんなときでしょうか。

その人があなたの話をちゃんと聴いてくれるからではないですか? 話を聴いてもくれない人に、わざわざ話しかけたくないですよね。

リーダーも同じです。メンバーが「このリーダーなら、私の話をちゃんと聴いてくれる」と感じるからこそ、話しかけたくなるのです。

メンバーの話を「聴く」

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