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「電話が苦手な人」に教えたい"AIが応答"の便利術 知らない相手からの"応答"にもうってつけ

東洋経済オンライン / 2024年5月14日 7時50分

あとは通話中にこれを有効にするだけだが、発動には一定の条件があるようだ。例えば、「0120」で始まるフリーダイヤルにかけた場合には、画面上に「代わりに待ってて」のウィンドウが表示される。一方で、同じコールセンターでも、「03」で始まる一般の電話番号に発信した際には、「代わりに待ってて」が表示されなかった。おそらく、保留が多いであろうコールセンターかどうかを、電話番号で判別しているようだ。

フリーダイヤルにかけた場合でも、「代わりに待ってて」はすぐに有効になるわけではなく、ボタンがグレーアウトしている。コールセンターの場合、用件などを絞り込むために番号を入力し、その後、オペレーターにつなぐのが一般的だ。この状態をPixel側が判断し、「代わりに待ってて」が使えるタイミングになると、ボタンをタップできるようになる。最近は、スマホからの通話をフリーダイヤルにしないコールセンターも増えているため、使いどころは限定されるものの、保留中、ずっと端末を耳に当てて待っている必要がないのは便利だ。

グーグルの電話アプリは、自動的に企業名などと電話番号のデータベースを参照しており、発信時や着信時に、電話番号ではなく、その名称を表示することがある。Pixelに搭載されている電話アプリはもちろん、Android標準の電話アプリを搭載している他メーカーの端末でも、この機能に対応している。会社や店舗などの電話番号を、わざわざ電話帳に登録しておく必要がなく、便利だ。

迷惑電話を識別するアプリ

逆に、相手からかかってきたときにも、電話番号ではなく、企業や店舗の名称が表示されるため、電話に出るかどうかの判断がしやすい。親しい間柄の友達や、会社の同僚などとの通話はLINEなどのアプリが多くなっているが、逆に言えば、電話をかけたり受けたりするのは、店舗などの代表番号が中心になりつつある。次に電話する機会がなさそうなので、電話帳に登録しておくのは面倒という場合でも、この機能があればその必要がなくなる。

企業名、店舗名などが表示されるかどうかは、「電話」アプリの設定で確認することが可能だ。アプリを開いたら、右上の設定メニューをタップして、「設定」を選択。「発着信情報/迷惑電話」をタップし、「発信者番号とスパムの番号を表示」が有効になっていることを確認しよう。オフになっていた場合には、オンにしておくようにしたい。

この機能には、迷惑電話の疑いがある番号から電話がかかってきたときに、それを表示する役割もある。かかってきた電話番号を迷惑電話としてデータベースに登録したいときには、着信履歴を開いて設定メニューで「迷惑電話として報告」をタップすればいい。ただし、すべてのAndroidスマホにこの機能があるわけではない点には注意が必要だ。

このようなときには、アプリを使う方法もある。代表的なのが、迷惑電話を識別する「Whoscall」というアプリ。迷惑電話を識別するには月額350円か年額3000円のプレミアムプランに入る必要があるが、電話番号の識別や迷惑電話のブロックなど、多彩な機能が用意されている。端末側にこうした機能が実装されていないときには、アプリを探してみてもいいだろう。

石野 純也:ケータイジャーナリスト

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