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投資の成功率を「グーン」と上げる重要5ポイント 高配当10倍株投資は、ここをチェックせよ

東洋経済オンライン / 2024年5月15日 16時0分

逆に、その会社を退職する人であってもその強みをはっきり言葉にしていたり、今後も伸びていくと思うような書き込みが見られれば、その時点で株価が下がっていたとしても後々持ち直していたりもします。中の人から見ても優秀な会社はやはり強いです。

重要な判断指標④ 設備投資が増えている

企業の設備投資額が年々増えているかも確認してみましょう。

設備投資とは、事業の拡大や効率化のために新しく工場を立てたり、機械を買ったり研究開発をしたりすることです。

たとえば、自動車メーカーが最新のロボットを導入して生産ラインを自動化する等、初期段階で多額の費用が掛かるものの、移行は収益が上がるきっかけになります。機械や建物のような設備投資以外にも、前項で述べた採用の強化も投資に含まれると言っていいでしょう。

企業の理想の成長パターンは、利益を得て、その利益をさらに事業に投資し、そして大きくなっていくことです。米国のアマゾンが赤字でも利益をすべてプラットフォームの拡大に費やし今日EC市場を支配するまでになったのは有名な話です。

話が少しずれますが、2023年の3月に東証が企業に対し、ため込んだ資本を有効に活用せよとの通達を出しました。

積極的な設備投資が売上・利益額の増加に反映される

日本企業は伝統的に利益を貯め込む、つまり内部留保を増やす傾向にあります。

そのため、会社の時価総額が、会社が持っている純資産額よりも小さい「PBR1倍割れ」銘柄が、東証プライムの半数以上を占めるなど、異常な状態となっていました。

投資家サイドからすれば、自分が出した資金に対し、企業が翌年どれくらい利益を上げてくれるかを重視します。それが配当等のリターンに直結しますし、売上・利益が上がれば株価上昇にもつながります。

そのため、設備投資を積極的に行っている企業は、将来に対して前向きであり、かつ業績の向上が見込めます。設備投資をすると一時的に利益が減ったりしますが、それでも投資の成果が後々の売上・利益額の増加に反映されますので、そういった兆候が見えていれば問題ありません。

重要な判断指標⑤ EPSが急騰している

EPS(Earnings Per Share、1株当たり純利益)とは、企業の純利益を発行済み株式総数で割った値です。この数字が大きいほど、その企業は1株につき多くの利益を生み出していると言えます。投資家にとっては、利益が多い会社が魅力的に見えるため、EPSは重要な指標です。

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