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配信開始で話題「GB版マリオ」今見ても独特な中身 Switchで遊べる「マリオらしくないマリオ」

東洋経済オンライン / 2024年5月17日 12時40分

いまから見るとかなり不思議なゲーム『スーパーマリオランド』の魅力に迫ります(画像は任天堂公式サイトより)

もともとは1989年に発売された大ヒット作

Nintendo Switch向けに『スーパーマリオランド』が5月15日配信された。これが話題を呼び、Xのトレンドに入り、いま改めて大きな注目を集めている。

【画像で見る】懐かしい!400万本以上売れた「スーパーマリオランド」のプレー画面

『スーパーマリオランド』は1989年にゲームボーイと同時に発売されたタイトル。400万本以上売れており、ゲームボーイタイトルの売り上げランキング上位に入るほどの作品だ。

人気もあり販売本数もかなりのものといえる『スーパーマリオランド』なのだが、しかし同時に「マリオなのにマリオらしくない」という特性も持ち合わせている。

『スーパーマリオランド』はさまざまな部分が『スーパーマリオブラザーズ』と異なる。そもそも冒険の舞台がキノコ王国ではなく、「サラサ・ランド」という場所になっている。

出てくる敵も違う。「クリボー」のような敵は「チビボー」であり、どうやら小さくて気が弱いらしい。「ノコノコ」のように見える亀は、踏まれると爆発するというはかなすぎる生態を持つ「ノコボン」である。

あるいはスフィンクスがマリオに向けて玉を飛ばしてきたり、別のステージではモアイが飛んだり走ったりするうえ、揚げ句の果てにはキョンシーがぴょんぴょん飛んでくる。サラサ・ランドは常識外れの場所なのだ。

シューティングステージもある!

マリオのパワーアップも異なる。いつもであれば「ファイアフラワー」で炎を出せるようになるが、本作では「スーパーボールフラワー」を取得してスーパーボールを放つようになる。スーパーボールなので壁や床にぶつかると跳ねるようになっており、子どものころスーパーボールをなくした記憶が蘇ってきそうな動きを見せてくれる。

スターを取れば無敵になるのは同じなのだが、そのときにかかる曲はなぜか『天国と地獄』である。いまのマリオにはめったにないシューティングステージがあるのも特徴の1つだ。

そして、助けるべきお姫様はピーチ姫ではなくデイジーである。今でこそデイジーはメジャーなキャラクターになったが、『スーパーマリオランド』で初登場となる不思議なキャラクターでもあった。昔のマリオはポリーン、ピーチ姫、デイジーと、さまざまな場所でいろいろな人を助けるスーパーヒーローだったようだ。

なぜ『スーパーマリオランド』はここまで独特の設定になっているのか? その理由は2つ考えられる。

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