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マンション「同価格なら中古より新築」の落とし穴 中古マンションのリノベ「大事な」見極め方

東洋経済オンライン / 2024年5月21日 10時0分

新築の大規模マンションが好まれる一方で、中古マンションも売れています。

人気エリアの駅近物件は、新築マンション価格の高騰に引っ張られて価格が上昇。築浅の物件が人気ですが、築古の味わい深いマンションにも一定のニーズがあり、ヴィンテージマンションなどと呼ばれて注目を集めています。

中古マンションを買えば、自分で好きなようにリフォーム・リノベーションすることができますが、あらかじめ不動産会社が中古の物件を購入し、リフォーム・リノベーションを施したうえで再販することもよくあります。

大手デベロッパーの新築マンションはたしかに住みやすいですが、内装にはあまり個性がありません。

これに対し、リノベ済み中古マンションは漆喰壁にモルタル床だったり、あえて配管がむき出しになっていたりと、一般的な分譲マンションとは趣の異なるおしゃれな内装の物件がたくさんあります。

リノベ済み物件を購入する場合、自分で中古物件を購入してリフォーム・リノベーションをするよりも、内装工事費用やデザイン料などが上乗せされているので価格が上がりますが、新築マンションを買うよりはずっと安上がりです。

同じエリアで、同じサイズ感の新築マンションと比較すると、おおむね2〜3割は安く買えるでしょう。

リノベーションで中古物件を蘇らせることは、空き住戸が急増する団地の再生などにもつながります。

無印良品がUR都市機構と組んで、団地リノベーションプロジェクトを行っていますが、これも社会的に意義のある活動と言えるでしょう。

ただ、リノベ済み物件のおしゃれさ、手頃さに惹かれて即決で購入するのは危険です。特に築古物件は構造や配管設備、断熱性能など目に見えない部分がどうなっているかを入念に確認する必要があります。

適切なタイミングで維持修繕がされていなければ、買った直後に想定外のリフォームが発生する事態になりかねません。旧耐震基準の場合にはマンション全体の耐震補強工事の履歴も確認すべきでしょう。

中古物件を買って、スケルトンにしてから自分でリノベーションする場合は、構造や設備の状態をあらかた確認できますが、すでにリノベーション済みだと新品の壁や床を剥がすわけにもいかず、チェックの難易度が上がります。

住宅診断ができるホームインスペクターに調査してもらってから購入を決めるのが無難です。

リフォームやリノベをするときの注意点

自分でリフォーム・リノベーションを希望する際は、どこに水回りを配置して、どこに寝室を持ってくるかなど、考えているだけで夢が膨らむでしょう。

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