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20年ぶり再会の「元カノと結婚」した彼が語ること お互いに「紆余曲折すぎた社会人生活」の末に選択

東洋経済オンライン / 2024年5月26日 13時0分

一方の和美さんは、若い頃だったら目移りして祐樹さんとは続かなかったと断言する。離婚や子育てを含めてさまざまな人生経験をして、自分が生活に求めるものがはっきりわかった今だからこそ、祐樹さん以上のパートナーは私にはいないと確信できるという。

「毎日、暖かい家で美味しいゴハンを一緒に食べられる。それが一番です」

和美さんと祐樹さんの出身大学の卒業生は、2人を引き合わせてくれたTくんも含めて、一流企業の管理職などのエリート層が多い。現実逃避や遅刻などの癖がある祐樹さんと和美さんはそこには属していない。

しかし、今では2人の家があり、健康的な食事と忌憚のない会話がある。農業や食、福祉などの分野を通して築いた心を許せる友だちにも囲まれている。お互いがこれからやりたいことを紙に書いて家の壁に貼り付け、夢中で語り合っている毎日だ。これも人生の成功だと言える気がする。

本連載に登場してくださる、ご夫婦のうちどちらかが35歳以上で結婚した「晩婚さん」を募集しております(ご結婚5年目ぐらいまで)。事実婚や同性婚の方も歓迎いたします。お申込みはこちらのフォームよりお願いします。

大宮 冬洋:ライター

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