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「iPad」久々の新モデル、買い替えるべきか否か 性能、薄さ、軽さ以外の「隠れた新機能」がある

東洋経済オンライン / 2024年5月28日 11時20分

あくまで目安だが、80%を下回ってしまうと連続駆動時間が短く感じられるようになるはずだ。保証サービスのAppleCare+に入っている場合で、最大容量が80%を下回ったときには、バッテリーの無償交換サービスを受けられる。その意味でも、この数値を自分で確認できるのは重要だ。

また、バッテリーを保護しながら使い、劣化を防ぐためには、最大容量まで充電しないという方法がある。100%に達する前に充電を止めればいいが、手動でそれをするのはなかなか難しい。こうした充電に対応するため、iPad Pro(M4)とiPad Pro(M2)には、80%で充電を止める機能が搭載されおり、スイッチをオンにするだけで有効になる。

設定項目は、先に挙げた「設定」の「バッテリー」にある「バッテリーの状態」にある。ここで、「上限80%」というスイッチを有効にすれば、80%までバッテリーが貯まった状態で充電がストップするようになる。

ただし、100%まで充電したときと比べると連続使用時間が短くなるのが、この機能のトレードオフだ。持ち運んでいつもバッテリー切れギリギリまで使うような人は、有効にしないほうがいい。

ちなみに、バッテリーが劣化してしまったときの交換代は、AppleCare+未加入の場合、11インチのiPad Pro(M4)で3万0800円。同じく11インチのiPad Air(M2)は、2万0800円の費用がかかる。

バッテリーは消耗品のため、長く使っていくと必ず劣化するもの。特に性能の高いiPad ProやiPad Airは、3年、4年と使い続ける可能性が高い。バッテリーの交換費用はiPadを新しく買い直すよりはるかに安いが、持ち運んで故障したときの保証まで考えれば、AppleCare+には入っておいたほうがいいだろう。

書類のスキャンに役立つ「フラッシュ機能」

処理能力やディスプレーなどが前世代のモデルから大幅に向上したiPad Pro(M4)だが、唯一、カメラだけは超広角カメラがなくなり、シングルカメラになってしまった。この点だけは、スペックダウンしたところと言えるかもしれない。

ただ、iPhoneのように片手で収まる端末ではないため、どちらかと言えば、iPadで写真を撮る人は少ないだろう。カメラも、QRコードの読み取りや、メモアプリでの書類スキャンのために利用することが多いはずだ。

このようなiPadの用途を踏まえ、iPad Pro(M4)では超広角カメラの代わりに、新たな機能が搭載されている。それが、「アダプティブTrue Toneフラッシュ」だ。これは、被写体が自然に明るく写るよう、フラッシュを自動で調整する機能のこと。メモアプリで、書類を撮影するときのための機能だ。

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